ホワイトバッファローの特徴や意味、歴史などを調べられます。

ホワイトバッファローってどんな石？

幻の生き物のように得難い石

ホワイトバッファローは、アメリカのアリゾナ州・ネバダ州で採掘される非常に珍しい石です。

同じ場所で採掘されるターコイズとは似た構成成分を持ちますが、青色のアルミニウムが含まれずヘマタイト（赤鉄鉱）の模様があるものは「ワイルドホース」、特に希少な白いものは「ホワイトバッファロー」とよばれます。 国際鉱物学連合によって、ターコイズ（水酸化銅アルミニウムリン酸塩）には銅・アルミニウム・リンが含まれることが規定されていますので、ターコイズとは異なる鉱物ということになります。

「ホワイトバッファロー」というのは流通名であり正式な鉱物名ではありません。
そのため「ホワイトバッファロー・ターコイズ」や「ホワイトターコイズ」とよばれたり、ハウライトと同一視されたりすることも多く、定義もあいまいです。
当店では、ワイルドホースのうちヘマタイトをほとんど含まない白色のものを「ホワイトバッファロー」としています。

ワイルドホースを採ることは「野生馬を捕まえるくらい難しい」とされますが、ホワイトバッファローを得ることはさらに難しく、100万頭に１頭しか生まれないとされる幻の白いバッファローがその名の由来となっています。

ホワイトバッファローに伝わる意味

持ち主に幸運と癒しを与える

ホワイトバッファローには悪しきものを退け幸運を呼び込む力があるとされ、「奇跡を呼ぶ石」としても知られています。

また、白は純粋・清浄を象徴する色であり、ホワイトバッファローはブラウンのワイルドホースよりも浄化と癒しのパワーが強いとされています。
ホワイトバッファローは、持ち主の緊張やストレスといったネガティブな感情を取り除き、心身のバランスを整えてくれるでしょう。

ホワイトバッファローの歴史・言い伝え

白いバッファローは調和のシンボル

ネイティブアメリカンは、ホワイトバッファローを「聖なる石」として古くから大切にしていました。 石の名前の由来である白いバッファローは、ネイティブアメリカンの伝説に登場する女神の化身でもあります。

　 昔、ある部族のもとに現れた「ホワイトバッファロー・カーフ・ウーマン（白いバッファローの子牛の女）」という女神は、人々に聖なるパイプを授け、７つの儀式と正しい祈りの方法やなど数々の教えを説きました。こうして人々は自然と調和し、他者を尊重する生き方を学びました。女神は白いバッファローとなって部族を去りましたが、再び現れるときは白いバッファローの子牛の誕生が合図となるといわれています。

こうした伝説から、白いバッファローがネイティブアメリカンにとって非常に深い意味をもつ存在であることがわかります。
「ホワイトバッファロー・カーフ・ウーマン」が人々に調和をもたらしたように、「ホワイトバッファロー」もまた調和を象徴する石とされています。

こんなプレゼントにおすすめ

魔除け・開運のお守りに

ホワイトバッファローには悪しきものを遠ざける魔除けの力があるといわれています。
持ち主を災いから守ってくれるだけでなく、幸運を運んでくれるとされているので、運気をアップさせるお守りとして日ごろから身につけていただくのがおすすめです。

リラックスのお守りに

心に平和をもたらすとされるホワイトバッファローは、持ち主のネガティブな感情を優しく癒してくれる石です。
精神と肉体のエネルギーバランスを整えるとされているので、頑張りすぎて疲れがたまっている方へのプレゼントにぴったりです。

ワイルドホースのカラー・種類

ワイルドホースはヘマタイトによる褐色が目立つ石ですが、ヘマタイトがほとんど含まれず全体が白色のホワイトバッファローは非常に希少です。

ホワイトバッファローの産地

アメリカ合衆国アリゾナ州・ネバダ州

取り扱い・お手入れについて

ホワイトバッファローは硬度が低い石です。
衝撃にも弱いので、ぶつかったり擦れたりしないよう取り扱いに注意してください。

また、紫外線や水にもあまり強いとはいえません。直射日光が当たる場所での保管は避けるようにし、流水などで洗うことも避け、定期的に柔らかい布で拭き取ってお手入れ下さい。