富士ヒノキとは?
富士山麓に生育するヒノキ
富士ヒノキは、静岡県の富士山麗周辺で育った檜です。富士山の火山灰が堆積した土壌で、長い年月をかけて成長しました。木目が細かく、強度や耐久性に優れています。木肌は白くなめらかで、さわやかな香りをもつことも特徴です。
富士山麓で初めて檜の大規模な植林が行われたのは明治30年代。それ以後、人の手で大切に管理されてきました。富士ヒノキの森を健全に保つためには、適度に間伐・利用し、森林資源の循環を促すことが大切です。富士ヒノキの使用は、富士山周辺の自然環境保護につながります。
富士ヒノキの歴史・言い伝え
富士の気を宿す聖なる木
一年中青々とした葉を繁らせ、優れた香気を放つ檜は、古くから神聖な木と考えられていました。日本書紀には、スサノオノミコトが「檜は宮をつくるのに使いなさい」と命じたことが記されています。檜は古代の宮殿や、法隆寺・伊勢神宮をはじめとする寺社仏閣の建築に用いられ、長い間日本人に愛されてきました。
富士山は、山そのものが神という霊峰。不死・無事に通じることから、健康長寿や無病息災を象徴するといわれています。富士山の気を宿す檜は非常に縁起の良い木といえるでしょう。
こんな人におすすめ
健康のお守りに
富士ヒノキは雄大な霊峰富士の生命力が感じられる木。 その香りには森林浴と同じリラックス効果があるといわれています。
富士ヒノキの色・種類
富士ヒノキの色味は白色から淡紅色。普通の檜よりも木目が細かいことが特徴です。
富士ヒノキの産地
富士ヒノキは静岡県内の富士山麓周辺(富士市・富士宮市・裾野市・御殿場市・駿東郡小山町)で育てられています。
取り扱い・お手入れについて
富士ヒノキは使い込むほどに深い質感のある色艶に変化していきます。この経年変化も魅力のひとつです。
天然木の性質上、急激な温度・湿度の変化によって割れることがあります。高温多湿・直射日光を避け、風通しの良い場所で保管してください。
データ
0月
石の名前 | 富士ヒノキ(Fuji Hinoki) |
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和 名 | 富士ヒノキ(ふじひのき) |
主な産地 | 静岡県 富士山麓周辺 |
運 気 | - |