年齢と色は関係ある? 女性用数珠の選び方5つのポイント

女性用数珠

天然石や房を選べる、華やかな女性用数珠。

「念珠」とも呼ばれる気品ある数珠。なかでも女性用の数珠は、素材や色のバリエーションが豊富です。どれにしようか迷ってしまう方のために、押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

どの形式の数珠にするか

数珠には大きくわけて、「略式数珠」「本式数珠」の2種類があります。まずは、どちらの形式を選ぶか決めましょう。

略式数珠と本式数珠

略式数珠とは、宗派を問わずに使用できる数珠のこと。初めて購入する数珠や未婚の方、宗派にこだわりのない方は、略式数珠を選ぶのがよいでしょう。

本式数珠とは、宗派ごとに定められた数珠のこと。家の宗派を受け継ぐときは、定められた正しい形の数珠を用意してください。 なかでも日蓮宗は、本式数珠をもつことが檀家の心得とされます。

なお、既婚の女性が本式数珠を使用する場合、実家の宗派ではなく嫁ぎ先の宗派に合わせてください。

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女性用数珠と男性用数珠の違い

そもそも、女性用の数珠は男性用と何が違うのでしょうか?
最も異なるところは、玉の大きさです。

女性用数珠と男性用数珠

7mm玉の女性用数珠と、12mm玉の男性用数珠

女性用数珠は男性用より玉が小さく、上品な印象です。
(略式数珠は男性用が10~12mm、女性用が6~8mm)

108玉の本式数珠の場合、女性用の寸法(輪を広げて伸ばした親玉から親玉の長さ)は八寸(約24cm)、男性用は尺二寸(約54cm)が一般的とされます。

数珠は基本的に男女兼用がありません。購入される場合は、男性用・女性用の表示を確認のうえご購入ください。

玉の色やサイズの決まりは?

華やかな色味の数珠は、年齢層を限定するものではありません。房が違う数珠をつけたり、鮮やかな天玉がアクセントを添えるデザインにしたり、そのときの気分で変化を楽しむのもいいでしょう。

玉の素材は?

黒檀や紫檀の天然木、水晶をはじめとする天然石など、さまざまな材質が選べます。石には意味やお守りの効果があるといわれているので、それを考慮するとよいでしょう。

数珠は仏さまと人、人と人との「縁」を結びます。
数珠との出会いも、縁あってのもの。心惹かれる数珠があれば、直感を信じて選んでください。

房の種類は?

房の形は切房(きりふさ)、頭付房(かしらつきふさ)、梵天房(ぼんてんふさ)、紐房(ひもふさ)などがあります。略式数珠ではどの形の房を選んでも構いません。
ただし、紐房は男性用数珠に使用されることが多いです。

房の種類

本式数珠は宗派によって房に決まりがあります。石の色とのバランスを考慮し、好みの房を選んでください。

地域のルールにも注意

地域によっては、素材や玉、房の色など、慣習的に守られている決まりがあります。

たとえば、名古屋や金沢の近辺。葬儀では白房の数珠を、法事では紫色など色房の数珠を使用する方が多いです。故人が身内であるかどうかで、数珠を使いわける地域もあります。

その他、慶事用と弔事用で、数珠の色や形式に特有のルールを設けているエリアも。わからない場合は家族・親戚に聞くか、周辺の寺院・葬儀社に確認をとるのがおすすめです。

おわりに

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略式数珠は、性別によって違う玉の大きさに注意すればよいでしょう。宗派や年齢などは気にせず、好みの素材・色を選んで差し支えありません。

本式数珠の場合、未婚女性は実家、既婚女性は結婚相手の宗派に合わせてください。

持ち主の分身であるともいわれている数珠。パスクルでは、さまざまな天然石を使用した数珠を用意しています。
使いたい木や石が決まっている方には、素材・配置をイチからデザインできるオーダーメイドサービスもおすすめです。

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ほかにはない「特別な数珠」との出会いがありますように。

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