レッドコーラル (Red Coral)
宝石のサンゴでは、赤色をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
パワーストーンとしても、鮮やかなレッドコーラルは女性のお守りとしても注目されています。
「アクアマリン」「ブラッドストーン」と合わせて3月の誕生石に数えられています。
レッドコーラルってどんな石?
宝石サンゴ
コーラルの和名は「珊瑚」です。宝石に使用されるような貴重な珊瑚は、「宝石サンゴ」と呼ばれています。
こちらは美しい天然色を持ったもので、様々な色合いがあり、主に赤色のものが「赤サンゴ」や「紅サンゴ」と呼ばれています。
パワーストーンの珊瑚は宝石珊瑚とは異なり、比較的浅瀬でとれる白や淡い色の珊瑚で、それらを「赤」や「ピンク」に染色したものです。
ビーズとして販売されているレッドコーラルは濃い赤色をしており、カラフルなアクセサリーのデザインに用いられます。
レッドコーラルに伝わる意味
世界中でお守りとして身に付けられていた
「石」ではないはずのコーラルがパワーストーンと呼ばれているのには理由があります。
コーラルには海のパワーが宿ると信じられ、ヨーロッパでは「子供を守るお守り」として。インドでは「厄除け・魔除けのお守り」として。そして世界中で海を安全に渡れるように願う「航海のお守り」として古くから人々の間で大切に身に付けられていたと伝えられています。
特にレッドコーラルは、ギリシャ神話の言い伝えからも「厄除け・魔除け」のお守りとして用いられています。また家庭円満や子宝運を高めてくれるとされ、妊娠や出産のお守りとしても人気です。
現在でもイタリアでは、赤色が幸運の色だとされ、年末年始に赤いものを身につけて年を越すことで健康で幸せに過ごせると言われ赤サンゴを身につけるそうです。
レッドコーラルの歴史・言い伝え
古代ギリシャの伝説
珊瑚が人間と関わり始めたのは紀元前にまでさかのぼり、スイスでは約3万年前の遺跡からも珊瑚が出土されています。紀元前8000年頃には既に珊瑚の加工が行なわれていたようです。古代ギリシャやローマでは、壁画やとして珊瑚が描かれていたり、宝飾品や芸術作品としても利用されていました。
ギリシャ神話では、ペルセウスが討ち取ったメデューサの血が海に滴り落ち、その血に触れた海草が珊瑚に姿を変えたと伝えられています。現代でもメデューサの目がお守りになるとされることから、珊瑚もまた魔除けの守りとして利用されているようです。
※「出雲の阿国と珊瑚」の言い伝えもあわせてご覧ください。
こんなプレゼントにおすすめ
古くから様々な意味を込められていたレッドコーラルはプレゼントにピッタリです。
安産のお守りに
「子供を守ってくれる」と伝わるレッドコーラルは安産祈願のお守りにピッタリです。
健康に育ってくれるように願って、出産の御祝いにも良いですね。
魔除け・厄除けに
古くから魔除けや厄除けのお守りとして用いられていたレッドコーラル。
魔除けのパワーストーンといえば暗い色のものが多いので、レッドコーラルを用いたアクセサリーなら個性あるデザインのお守りにできます。
レッドコーラルのカラー・種類
パワーストーンビーズのレッドコーラルは濃い赤色です。
染色による色合いなため、取扱店によって若干色合いが異なります。
レッドコーラルの産地
宝石サンゴは、地中海、ハワイ沖、ミッドウェー近海や日本近海で産出されます。
ビーズに加工されているものは、中国産や台湾産などに染色加工を施しています。
取り扱い・お手入れについて
レッドコーラルは染色ですので、色落ちの可能性があるため水洗いなどは避けてください。着用後の、汗や汚れなどは定期的に柔らかい布などでやさしく拭き取ってあげましょう。