コーラルの特徴や意味、歴史などを調べられます。

コーラルってどんな石？

宝石サンゴ

宝石に使用されている珊瑚は、「宝石サンゴ」と呼ばれています。
パワーストーンの珊瑚は宝石珊瑚とは異なり、比較的浅瀬でとれる白や淡い色の珊瑚で、それらを「赤」や「ピンク」に染色したものです。

コーラルに伝わる意味

世界中でお守りとして身に付けられていた

「石」ではないはずのコーラルがパワーストーンと呼ばれているのには理由があります。
コーラルには海のパワーが宿ると信じられ、ヨーロッパでは「子供を守るお守り」として。インドでは「厄除け・魔除けのお守り」として。そして世界中で海を安全に渡れるように願う「航海のお守り」として、古くから人々の間で大切に身に付けられていたと伝えられています。

現在でもイタリアでは、赤色が幸運の色だとされ、年末年始に赤いものを身につけて年を越すことで健康で幸せに過ごせると言われ赤サンゴを身につけるそうです。

コーラルの歴史・言い伝え

コーラルの言い伝えは世界中に存在しますが、日本にもステキなお話が。

「出雲の阿国」と珊瑚

歌舞伎の創始者とも言われる「出雲の阿国」。

彼女は子供の頃は出雲大社の巫女だったと言われています。
信仰心が厚い少女で、水晶の数珠を大切に持っていたそうです。
ある日、徳川家康の次男である結城秀康は、阿国を伏見城に招き舞を披露させました。
父の跡を継ぐことができなかった秀康は、阿国の舞を見て感慨にふけってしまいました。

「名門に生まれながら、チャンスを掴めず天下人になれなかった自分」
「小さな頃から信仰心と努力で、女性ながら天下一の舞の名手となった阿国」

そして秀康は阿国にこう言いました。

「天下一の阿国にふさわしい珊瑚をやろう。もはや阿国に水晶は映えぬ。」

そして阿国に「珊瑚の数珠」を贈りました。
阿国はその珊瑚をとても大切にし、芸に一段と磨きをかけその生涯を全うしたと伝えられています。

こんなプレゼントにおすすめ

古くから様々な意味を込められていたコーラルはプレゼントにピッタリです。

安産のお守りに

「子供を守ってくれる」と伝わるコーラルは安産祈願のお守りにピッタリです。
健康に育ってくれるように願って、出産の御祝いにも良いですね。

魔除け・厄除けに

古くから魔除けや厄除けのお守りとして用いられていたコーラル。
魔除けのパワーストーンといえば暗い色のものが多いので、レッドやピンクコーラルを用いたアクセサリーなら可愛くお守りにできます。

コーラルのカラー・種類

パワーストーンのコーラルは基本的に白い珊瑚に染色を施したものです。
ピンクや鮮やかな赤、オレンジ色などの色合いが存在します。

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  ピンクコーラルビビットなピンクカラーのコーラル。お店によって様々なピンク色を取り扱っています。

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  レッドコーラル鮮やかなレッドカラー。宝石にも赤珊瑚がありますが、パワーストーンのものはほとんどが染色によるものです。

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  フォシルコーラルベージュ、ブラウンなどのナチュラルカラー。化石化した珊瑚で、他のカラータイプの珊瑚とは風合いが異なります。

コーラルとの組み合わせがオススメの石

コーラル×パール
同じ海から作られるパワーストーン同士の組み合わせ。
コーラルもパールも様々な色が販売されていますので、自分だけの色合いが楽しめます。

コーラル×ターコイズ
コーラルと同じく鮮やかなカラーのターコイズとの組み合わせ。
旅行など遠くへのお出掛けのお守りにオススメです。

コーラルの産地

地中海、ハワイ沖、ミッドウェー近海や日本近海で産出されます。

取り扱い・お手入れについて

ピンクやレッドのコーラルはほとんどが染色ですので、水洗いなどは避けてください。着用後の、汗や汚れなどは定期的に柔らかい布などでやさしく拭き取ってあげましょう。