星月菩提樹 (Seigetsu Bodhi)
星と月にたとえられる独特な模様が特徴の星月菩提樹。まるで、その一粒一粒のなかに小さな宇宙が広がっているかのようです。
智慧の光で持ち主の心を照らし、魔を祓うといわれています。
星月菩提樹とは?
仏の世界における宇宙を象徴
仏教ではさまざまな仏が異なる木の下で悟り(菩提)を開いたとされ、それらを菩提樹と総称しています。狭義には、釈迦の悟りの木であるピッパラ樹(インドボダイジュ)を指しますが、ほかにも多くの菩提樹が存在しています。また、数珠に使用される聖なる木の実を菩提樹の実とすることがあります。星月菩提樹もそのひとつです。
星月菩提樹の数珠玉の素材は、アジア亜熱帯域に生育するヤシ科のトウの実です。表皮と果肉を取り除き、乾燥させたものを玉に加工します。星を散らしたような模様と月を思わせる丸いくぼみ(茎の跡)が特徴で、仏の世界における宇宙を象徴するといわれています。
『数珠功徳経』には、菩提樹の数珠が無量の福をもたらすことが説かれており、星月菩提樹の数珠にも同様の意味があるとされています。
星月菩提樹の歴史・言い伝え
※菩提樹の歴史・言い伝えをご覧ください。
こんな人におすすめ
健康のお守りに
星月菩提樹は邪悪なものから持ち主を守るといわれています。外からふりかかる災厄だけでなく、内なる魔を祓うとされ、広い意味での魔除けのお守りにおすすめです。
また、星月菩提樹は心と体の安定を保ち、健康長寿をもたらすといわれています。いつまでも元気でいてほしいという願いを込めて、大切な家族に贈るのにぴったりです。
星月菩提樹の色・種類
流通している星月菩提樹の多くは淡褐色です。斑点模様は中心から放射状に広がっているため表面を磨いても消えることなく、さまざまなサイズ・形に加工することができます。
星月菩提樹の産地
星月菩提樹の原木であるトウは中国やベトナムで生育します。
取り扱い・お手入れについて
星月菩提樹は水に弱いため、水洗いや入浴時の着用を避け、使用後は柔らかい布で表面をふき取ってください。長く直射日光に当たることも劣化の原因となります。使用しないときは、湿気が少ない冷暗所で保管してください。
天然の実ですので、まれに虫がつくことがあります。虫に強いとされる桐箱に入れたり、防虫剤と一緒に保管したりすると安心です。
星月菩提樹は長く使ううちに味わいのある飴色に変化していきます。この経年変化も魅力のひとつです。
データ
0月
石の名前 | 星月菩提樹(Seigetsu Bodhi) |
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和 名 | 星月菩提樹(せいげつぼだいじゅ) |
主な産地 | 中国・ベトナム |
運 気 | - |