ブロンザイト (Bronzite)
ダークブラウンのベースカラーの中に、ゴールドやブラウンの輝きが見られます。
知名度はあまり高くありませんが、重厚感のある色合い・質感がとても魅力的です。
ブロンザイトってどんな石?
輝石の一種
ブロンザイトは、木目のような色合いで重厚感がある天然石です。ダークブラウンのベースの中に、ゴールド、ブロンズのような輝きがところどころに見られます。和名を「古銅輝石(こどうきせき)」と言い、翡翠などと同じ「輝石(パイロキシン)」という鉱物グループに属しています。
ブロンザイトは鉱物の中に鉄分を含んでおり、この含有量が更に多くなると、ハイパーシーンに区分されます。そのため、この2種類の鉱物は兄弟のような関係にあたりますが、ブロンザイトがブラウン・ブロンズ、ハイパーシーンはブラック・シルバーのような色合いで、どちらも異なるかっこ良さ、美しさを持っています。
かつては輝石の中でもマグネシウム、鉄の含まれる割合によって、ハイパーシーン、ブロンザイト、フェロハイパーシーン、ユーライトという名称で区分されていたのですが、1988年に国際鉱物学連合によって分類と命名が整理されました。現在では、「エンスタタイト(頑火輝石)」「フェロシライト(鉄珪輝石)」という2種類に区分されるようになっています。
鉱物学としては、ブロンザイト、ハイパーシーンともに明確な定義、名称が失われてしまいましたが、現在でも天然石ビーズなどの流通名として、使われています。
ブロンザイトに伝わる意味
礼儀・礼節の石
ブロンザイトは、「礼儀・礼節の石」と表現されることがあります。
持つ主が誠実な行動ができるようになるといわれ、周りの人々から信頼される関係を築く手助けとなってくれます。
精神的な成長を促すことで、行動力や積極性を高めてくれるとも伝えられますので、お仕事の成功や目標の達成を願うお守りにも良いパワーストーンです。
こんなプレゼントにおすすめ
「コミュニケーション」のお守りに
ブロンザイトは「礼儀・礼節の石」と表現されます。
職場や知人・恋愛など、良い人間関係に恵まれるように願って贈られるのがオススメです。
ブロンザイトのカラー・種類
ブロンザイトは、ブラウンカラーの地石の所々にゴールドやブロンズの輝きが見られます。
ブロンザイトの産地
ブロンザイトは主にブラジルから産出されています。
取り扱い・お手入れについて
ブロンザイトは汗や水分にあまり強くありません。水洗いなどは適していませんので、アクセサリーなどで着用される場合には、定期的に汗や汚れを拭き取るようにしましょう。