シャム柿Ziricote
シャム柿という名前ですが、実はシャム（タイ）とも柿とも関係のない木。
黒柿の代用品として広まった歴史があります。
褐色の木目に独特の趣が宿る、表情豊かな木材。
シャム柿の基本情報
| 英名 | Ziricote |
|---|---|
| 和名 | シャム柿（しゃむがき） |
| 運気 | |
| 色・特徴 | 暗褐色に、バブル模様と呼ばれる木目が入ります |
| 主な産地 | メキシコ・グアテマラなど中南米 |
| 取り扱い | 濡れたままにはせず、汚れたときは柔らかい布でやさしく拭いてください。硬度が低いので、衝撃に注意してください。変色のおそれがあるため、長時間日光にさらさないでください |
シャム柿とは？
中南米産のバブル模様
ムラサキ科の広葉樹で、メキシコやグアテマラなど中南米に分布します。
堅牢さ・見栄えの良さ・産出量の少なさなどから比較的高価な木です。国内に入ってきた当初は、黒柿の代用品という位置づけでした。
泡に似たバブル模様が特徴で、木目を活かした家具や仏具に用いられるほか、ギターの材としても高い人気を誇ります。
シャム柿の歴史・言い伝え
「シャム柿」の不思議
実際にはシャム（タイ）産でもカキノキ科でもないシャム柿。木材の輸入業者が日本で流通させるにあたって名付けたそうです。
英語名の「ジリコテ」が知られるようになった現代でも「シャム柿」と呼ばれ続けるのは、その響きがもつ、どこかミステリアスな雰囲気のせいかもしれません。
こんな人におすすめ
個性をこっそりアピールしたい人に
木目が特徴的なシャム柿は、地色が暗くシックな印象です。個性は出しつつも、あまり目立ちたくないという人におすすめです。
