サーペンティン (Serpentine)
一度見たら忘れないような、印象的な風合をもつ石、サーペンティン。
見た目のとおり蛇のような模様をもつことから、和名を蛇紋石といいます。
サーペンティンってどんな石?
複数の鉱物の名
サーペンティンという名前はひとつの鉱物を指すわけではありません。アンチゴライト、リザルタイト,
クリソタイルなど複数の鉱物の総称(グループ名)をサーペンティンといいます。ひと言にサーペンティンといってもさまざまな種類があります。
一般的にサーペンティンとして流通しているのは、蛇のような色模様をもつ石です。サーペンティンの語源はラテン語で蛇を意味する"Serpentis"に由来しており、和名も蛇紋石いいます。つまり名前の通りの雰囲気をもった石がサーペンティンとして定番化しているようです。
一方でボーウェナイトと呼ばれるサーペンティンの一種にあたる天然石があります。このボーウェナイトは前述のようなサーペンティンとは異なり、透明感があり、やさしい黄緑色をしています。翡翠(ジェード)にもよく似ていることから、ニュージェードという名前で販売されていることがあります。ジェードの名前がついていますが、翡翠ではなくサーペンティンの一種に当たります。
サーペンティンに伝わる意味
見えない危険から守る
蛇を連想させるサーペンティンは、古くからお守りとして親しまれていました。
一説によると古代ローマ人は、夜道を出歩くときにはサーペンティンをお守りにしていたようで、見えない危険から身を守るとされていたそうです。当時の墳墓だと思われる場所から、サーペンティンで作られたお守りが発見されたことから、死者の来世への旅路をも守るとされていたようです。
サーペンティンは現代でも旅のお守りとして目に見えない危険から持ち主を守ってくれると伝えられています。旅行や遠出の際に、安全を願って身につけられる石です。
こんなプレゼントにおすすめ
旅の安全のお守りに
サーペンティンは古くから旅の安全を守る石だと伝えられます。
旅行が趣味の方や、お仕事での遠出が多い方へ安全を願って贈られるのがおすすめです。
サーペンティンのカラー・種類
サーペンティンはグリーンがベースの蛇のような模様をもちます。
半透明で黄緑色の石がサーペンティンという名称で販売されている場合もあります。
サーペンティンの産地
サーペンティンは主に中国、韓国、南アフリカなどで産出されています。
取り扱い・お手入れについて
サーペンティンは硬度が低い石です。衝撃にも弱いのでぶつかったり、擦れたりしないように取り扱いに注意しましょう。また水、汗に弱いわけではありませんが使用後や流水で洗う場合には、水分をしっかりと拭き取るようにしましょう。
データ
0月
石の名前 | サーペンティン(Serpentine) |
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和 名 | 蛇紋石(じゃもんせき) |
主な産地 | 中国、南アフリカなど |
運 気 | 魔除け・厄除け |