アズライトってどんな石?
鮮やかなロイヤルブルー
アズライトはロイヤルブルーとも言える美しい青色を持つ鉱物です。
マラカイト(孔雀石)とは同じグループの鉱物であり、この2種類を含んだ状態の鉱物として産出されることが多く、アズライト(青色)とマラカイト(緑色)を含んだものを「アズロマラカイト」と言います。
アズライトは和名を「藍銅鉱(らんどうこう)」と言い、別名ブルーマラカイトとも呼ばれます。
前述の通り、アズロマラカイトとして産出されることがほとんどであり、アズライト(青色)だけ(またはアズライトの割合が多い)の原石などは高値で取引されます。
もう一つの特徴として、このアズライトは空気中の水分を吸収してマラカイトに変化してしまう性質を持っています。そのため本来青いアズライトだった石が、青緑のアズロマラカイトになったり、緑色のマラカイトへ変化してしまいます。
対してマラカイトは安定した鉱物であり、マラカイトからアズライトへは変化しません。つまり一方通行の変化なので、これもアズライトが希少になっている理由の一つです。
アズライトの歴史・言い伝え
アズライトの語源はペルシャ語で「青色」の意味を持つ「lazuward」に由来しています。
その語源の通り美しい青色を持つことから古くから顔料にも用いられています。
日本でも重用されていましたが、前述の通りアズライト(青色)だけで産出することが少ないため、高値で取引されていたようで、たった60gで米一俵が買えるほどだったそうです。
アズライトのカラー・種類
アズライトは、ロイヤルブルーとも言える美しい青色をしています。
緑色を含んでいる場合は、マラカイトと共生している鉱物であり、アズロマラカイトと呼ばれます。
アズライトの産地
主な産地はナミビア、イギリス、オーストラリアなどです。
取り扱い・お手入れについて
アズライトは空気中の水分を含んでマラカイト(緑色)に変化してしまう性質を持っています。 アズライトとして購入したものでも、長い年月でマラカイトのように緑色の割合が増えていきますので、保管方法が難しい鉱物です。
データ
0月
石の名前 | アズライト(Azurite) |
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和 名 | 藍銅鉱(らんどうこう) |
主な産地 | ナミビア、オーストラリアなど |
運 気 | 癒し |