ジャスパーの特徴や意味、歴史などを調べられます。

ジャスパーってどんな石？

多くの色模様をもつ鉱物

ジャスパーといえば、一番代表的なものは赤褐色の石です。
レッドジャスパーと呼ばれ、独特のうっすらとした模様が魅力です。

ほかにもジャスパーには丸い斑点や縞模様などをもつものがあり、研磨していくとまるで絵画のように見えるものなどもあります。石に含まれる成分によって模様だけでなく地石の色も異なってくるため、本当にさまざまな表情をみせてくれる石だといえます。

このジャスパーは、水晶と同じ石英グループの一種で、同じ仲間にカルセドニー、アゲートなどがあります。これらの石は成分がとても似ており、同様の色合いなどをもつことから区別が難しい場合もあります。

一般的には下記のように分けることができます。

透明感が有り模様がなく均一のカラーをもつものがカルセドニー。
縞模様をはじめとする様々な模様が出ているものがアゲート。
石に含まれる成分により不透明になったものがジャスパー。

※ジャスパーの種類や名称に関しては、ジャスパーのカラー・種類にて後述します。

ジャスパーに伝わる意味

安心感・安定感をもたらす

ジャスパーは多くの種類がありますが、そのどれもが自然からできる美しさ、を表現しているようです。 地球の大地を象徴する石だともいわれるジャスパーは、精神的な安心感、安定感をもたらすと伝えられています。

感情を落ち着かせ安定させてくれることで、まさに「地に足をつけて」の言葉のように、考えや行動が堅実、着実な人になれるよう力を貸してくれるといわれます。

普段からこのような堅実な行動が出来る人は周りから信頼され人間関係から、職場環境など色々なことが良い方向へ進むようになります。このようにジャスパーは人間関係、仕事運を願ってのお守りにぴったりです。

ジャスパーの歴史・言い伝え

ジャスパーは、水晶と同じ石英グループに属する石で、ヒーリングストーンとして多くの伝承が残されています。

古代バビロニアでは、この石が出産をコントロールする力があることで、安産のお守りに用いられていたようです。妊婦のお腹にジャスパーを乗せると出産が楽になるといわれていました。

新約聖書（黙示録の21章19節から20節にて）では、エルサレムの城壁の土台石となった12の宝石のひとつにジャスパーが用いられたと記述されています。

古くからさまざまな地で親しまれていたジャスパーですが、日本にもその歴史があり、国内でも複数の場所で産出されていたようです。そして出雲地方は碧玉（ジャスパーの和名）が多く産出されることから、勾玉や管玉などお守りや装飾品に用いられていました。

こんなプレゼントにおすすめ

仕事の成功を願って

仕事運を高めるといわれるジャスパー。
就職や転職のお祝いにおすすめです。

ジャスパーのカラー・種類

ジャスパーはさまざまな成分が混ざり合ってできている鉱物です。含まれる成分によって異なる色や模様をもつジャスパーは、多くのバリエーションを持ち、それぞれが、ユニークな模様と独自の名称をもっています。

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  レッドジャスパージャスパーのなかで一番良く見られるのがこのレッドジャスパーです。赤い褐色のなかに、黒い模様が入っており男性にも人気の石です。

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  カンババジャスパー黒色と緑色が混ざり合い、ぐるぐるとした渦のような模様が入った石。渦模様は時に目玉のようにも見えるのでジャスパーのなかでも不思議な力をもつといわれています。

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  オーシャンジャスパー海辺の海岸で採掘されることからこの名で呼ばれています。多彩な色をもつため、この石だけで作ったブレスも独特の美しさです。

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  ピクチャージャスパー木やコルクのような色合いをもち、表面を削った時に絵画のようにみえることからこの名前がつきました。

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  ゼブラジャスパーブラックホワイトのツートンカラーがシックな雰囲気をもつジャスパー。その名の通り、シマウマのような模様がみられます。

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  ダルメシアンジャスパー白のなかに黒い斑点をもつカジュアルな雰囲気をもつジャスパー。その名の通り、ダルメシアンのような模様が見られます。

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  ドラゴンブラッドジャスパー名前の通り、ドラゴンの肌を思わせるような模様の入った緑の石に血をイメージさせる赤い斑点や筋がみられます。

ジャスパーの産地

主な産地はインド、ロシア、アメリカ、エジプト、ドイツです。
日本でも、新潟県や島根県、青森県などから産出されています。

取り扱い・お手入れについて

ジャスパーは比較的扱いやすい石です。紫外線での変色なども心配ありません。汚れが目立ってきた際には水洗いなども良いですが、しっかりと水分を拭き取って自然乾燥してあげましょう。