グリーンアメジスト (Green Amethyst)
落ち着いたクリアグリーンが魅力のグリーンアメジスト。
数あるグリーンカラーの石の中でも、高い透明感が特徴的です。
- グリーンアメジストってどんな石?
- グリーンアメジストに伝わる意味
- グリーンアメジストの歴史・言い伝え
- こんなプレゼントにおすすめ
- グリーンアメジストのカラー・種類
- グリーンアメジストの産地
- 取り扱い・お手入れについて
グリーンアメジストってどんな石?
グリーンカラーの"水晶"
グリーンアメジストは別名「prasiolite(プラシオライト)」とも呼ばれます。
しかしアメジストの人気もあり、「グリーンアメジスト」の方が定着しているようです。
緑のパワーストーン・宝石と言えば、ペリドットやアベンチュリンなど様々な種類がありますが、グリーンアメジストは独特の落ち着いた雰囲気を持つため、主に大人の女性に人気を集めています。
グリーンアメジストは和名を「緑水晶」と言います。(アメジストは「紫水晶」)
本来であれば、「シトリン(黄水晶)」や「ローズクォーツ(紅水晶)」と同様に、固有の名称で呼ばれていてもおかしくないのですが、この2つの石と比較してグリーンアメジストは最初の発見が「アメジストの加工」によるものだった為、現在も「グリーンアメジスト」の名前が最も定着しているのではないでしょうか。
※発見・由来については「グリーンアメジストの歴史・言い伝え」にて後述します。
グリーンアメジストに伝わる意味
「真実の愛」をもたらす石
グリーンアメジストもベースがアメジストであるため、同じく「愛の守護石」や「真実の愛をもたらす」と伝えられています。
高貴な印象を持つアメジストは、冷静さや落ち着きを与えることで、感情的になりがちな恋愛においても、見た目や雰囲気に惑わされることなく相手の本質を見抜ける力になってくれると言われています。
グリーンアメジストの歴史・言い伝え
様々な別名を持つ石
アメジストといえば、最大の特徴は紫色です。その紫色ではないのに、なぜ「グリーンアメジスト」と呼ばれているのでしょうか?それは、この石が発見された当時に由来します。
グリーンアメジストは、偶然から生まれた石です。1953年、ブラジルのバイア州、モンテズマ鉱山で産出されたアメジストを過熱加工していた際、黄色いシトリンではなく、緑色の石に変化したと伝えられています。
市場で流通しているシトリンのほとんどは、アメジストを加熱処理して加工しているものです。
もちろんそれらはシトリンとして販売するために作られていますが、この偶然生まれた「緑の石」には名前がありませんでした。
それから様々な研究者や企業によって多くの名前が付けられたようで、現在、最も定着している名前はグリーンアメジストであり、そのほかにもプラシオライト、グリーンクォーツ、ライムシトリンなど様々な名称が残されています。
「プラシオライト」という名称はギリシャ語の「明るい緑」を意味する「prasios」に由来しており、宝石名・流通名として使用されていることがあります。またいずれも鑑別結果としては「グリーンクォーツ」と記載されるようです。
現在では、ごく限られた地域のみですが、天然によるグリーンアメジストも産出されています。
※アメジストの語源や歴史・言い伝えもあわせてご覧ください。
こんなプレゼントにおすすめ
女性に人気のグリーンアメジストはプレゼントにもピッタリです。
定番はやっぱり誕生日プレゼント
「2月の誕生石」なので2月生まれの方への誕生日プレゼントにピッタリ。
透明感の高い石との組み合わせがオススメです。
グリーンアメジストのカラー・種類
グリーンアメジストは、落ち着いたライトグリーンが特徴です。
通常のアメジストと違って、透明感もかなり高く、高級感が増しているように感じます。
グリーンアメジストの産地
グリーンアメジストは主にブラジル、アフリカ、ロシア、アメリカなどで産出されるアメジストを加工して作られています。またアメリカのネバダ州では、ごく稀に加熱処理をしていない天然のグリーンアメジストが産出されるようです。
取り扱い・お手入れについて
グリーンアメジストは太陽光で退色してしまう可能性があります。普段のお出掛けなどで身に付けられる分には問題ないですが、保管時などは太陽光が直接当たらない場所にしましょう。
流水などで洗う場合には、水分をしっかりと拭き取るようにしましょう。