46億年の旅!隕石系パワーストーンが語る宇宙の物語

モルダバイトやギベオンなど隕石関連のパワーストーンは、宇宙の神秘を感じさせることから人気があります。
しかし、それぞれにどんな違いがあるかご存じですか?

隕石には、石でできた石質隕石・石と鉄でできた石鉄隕石・鉄でできた鉄隕石の3種類があります。
また隕石そのものではありませんが、インパクトガラスは隕石と地球の成分が混ざり合った天然ガラスです。

パワーストーンでいえばこうなります。
コンドライト → 石質隕石
パラサイト → 石鉄隕石
ギベオン → 鉄隕石
テクタイトモルダバイトリビアングラス → インパクトガラス

一口に隕石関連のパワーストーンといっても、成分には大きな違いがあることがわかりますね。
それは実は、それぞれのルーツが違っているためなのです!
その秘密を探るため、はるかなる宇宙の旅に出発しましょう ⋰ ⋱☆ ⋰ ⋱★

隕石に秘められた太陽系の歴史

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隕石系ストーンのルーツをたどる旅のスタートは、46億年前にまでさかのぼります。
このころ広大な宇宙の片隅で、ある大きな変化が起こったのです。

1.ガスや塵の大きな渦ができる

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はるか昔、宇宙のどこかで巨大な星が一生を終えて大爆発を起こしました。
爆発の衝撃は激しい勢いで広がっていき、宇宙をただようガスや塵などの物質をふきよせて大きな渦をつくります。
そしてこのとき渦まいていた物質が、太陽や地球などさまざまな太陽系の星の“もと”となるのです。

渦の中心には、特に多くの物質が集まり密度が高くなりました。
すると、原子が激しくぶつかり合って核反応を起こし、どんどん高温になっていきます。
こうして大きな渦の中心に太陽が誕生しました☀

2.粒がくっついて岩石になる

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渦の中心部が高温になる一方で、その周りをぐるぐると回っていた物質は次第に冷やされていき、無数の小さな粒となりました。
これらの粒は互いにくっつきあい、大きな岩石になっていきます。

この時の岩石が46億年もの間ほとんど姿を変えずに地球に落下したものが、コンドライトと呼よばれる石質隕石です。

コンドライトは太陽系が誕生したときに宇宙を漂っていた物質のしずく(コンドリュール)が固まったもので、つぶつぶの結晶があるのが特徴です。
これは太陽系のもとのようなものなので、なんと太陽の一部を取ってきて冷やせばコンドライトと同じものができるといわれています!
できるものなら…ぜひ試してみたいですね^ ^;

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コンドライトは太陽系のタイムカプセルです

3.惑星が生まれる

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宇宙をただよう岩石は衝突を繰り返しながらどんどん大きくなっていきます。
すると、なかには直径10㎞もあるような微惑星という天体に成長するものも現れました。
さらに微惑星同士も引力で引き寄せ合って合体し、巨大な惑星ができていきます。
こうして、1億年かけて太陽の周りに地球などの多くの星が誕生し、現在のような太陽系の姿が完成したのです☆*

ここで、大きく成長した天体を2つに割って中をのぞいてみましょう。
天体の内部では重い鉄分が沈み、逆に軽い岩石が表面に浮かんで成分が層に分かれています。
そのため、こうした天体が壊れてその破片が隕石となったとき、もともとどの部分だったかによって成分に違いが出てくるのです。

・天体の表面に近い地殻・マントルなどの成分は岩石で、この部分が隕石として落ちてくると石質隕石となります。
ただし、さきほどのコンドライトにあったようなつぶつぶの結晶はなくなっており、エコンドライト(”エ”は否定の意味)と呼んで区別されます。

・核とも呼ばれる中央部分の成分は主に鉄で、この破片が隕石になったものが鉄隕石です。

・岩石の層と鉄の層の境目あたりには成分が混ざり合っている部分もあります。
この部分の欠片が地球に落下すると石鉄隕石となりますが、隕石全体のなかでも2%未満といわれています。

隕石の成分の違いにはこんな理由があったんですね!

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ギベオンは小型の惑星の核でした

隕石衝突によって生まれたインパクトガラス

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ここは火星と木星軌道の間にある“小惑星帯”。
これまで見てきたような太陽系誕生時の姿を残した岩石や原始的な惑星が、あたり一面に浮かんでいます。
この小惑星帯は隕石のふるさとともいえる場所で、地球に落下する隕石の多くはここからやってくると考えられています。

たった今ここで2つの巨大な岩石が激突し、その破片が遠くに飛び散りました。
その一部は地球の軌道を横切り、地球の大気圏へと突入します。
多くの場合は地上にたどり着く前に空気との摩擦熱で燃え尽きてしまいますが、かたまりが大きい時は燃え切らずに地上にたどり着きます。
これが隕石です☆彡

地球に大きな隕石が落下すると、そのすさまじい熱と衝撃によって地表の石や砂などは一瞬で水蒸気に変わり、空高く舞い上がります。
そしてなんとガラスの雨となって地上に降り注ぐのです!

諸説ありますが、インパクトガラスはこのように生まれたといわれています。
ガラスといっても、隕石衝突によって宇宙の成分と地球の成分が偶然融合してできたものですので、地球上の一般的なガラスとは違います。

インパクトガラスはテクタイトともいいますが、それぞれ産地の地名にちなんだ名称で呼ばれることもあります。
なかでもモルダウ川産のモルダバイトは深みのあるグリーン、リビア砂漠産のリビアングラスはレモンイエローの美しい発色がみられることで有名です(パワーストーンのテクタイトはインパクトガラスのうち特に黒色のものを指すことが多いです)。

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左からテクタイト、モルダバイト、リビアングラス

まとめ

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隕石関連のパワーストーンの成分の違いは、それぞれのルーツの違いを示しています。

コンドライトは、太陽系誕生の頃の物質が固まった太陽系のタイムカプセルのような隕石です。
ギベオンはかつて宇宙に存在した惑星などの“核”のかけらで、核とマントルの境目部分はパラサイトとなりました。

テクタイト・モルダバイト・リビアングラスは隕石が地球に落下したときの熱と衝撃によって生まれた、宇宙と地球の成分を持つ奇跡の天然ガラスです。
時を超え、はるかなる旅路を経て地球にたどり着いた隕石系スト―ンは、壮大な宇宙の物語を私たちに語り聞かせてくれます.・:*:☆*゚・゚。.★.*。・゚☆*.

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