フォスフォシデライト (Phosphosiderite)
優しいパープルカラーのフォスフォシデライト。
マットな質感に色鮮やかで美しい石ですが、意外に珍しい天然石です。
フォスフォシデライトってどんな石?
バリサイトグループの一種
「フォスフォシデライト」。とても呼びにくい名前ですね…
この複雑な名前にもしっかりとした語源があります。
名前の由来はこの石に含まれる燐(りん)「phospho」と鉄「sideros」から来ています。そしてこの燐にはステキな語源があり、ギリシャ語で「光」を意味する「phos」、「運ぶもの」を意味する「phoros」。つまり「光を運ぶもの」という言葉から由来しているのです。
稀に、フォスフォシデライトに「光を運ぶもの」という意味があると説明されていることがありますが、正しくは、この石に含まれる燐の語源である為、若干の相違があります。
鉱物としては、バリサイトグループの一種に当たります。バリサイトがアルミニウムイオンを含むことで、緑色を発するのに対して、フォスフォシデライトは鉄イオンを含むことで紫色を発します。含まれる成分によって全く異なる色合いを持っていますが、どちらも優しい色合いが魅力的なパワーストーンです。
フォスフォシデライトに伝わる意味
心に安らぎを与えてくれる
見た感じにも癒しの効果がありそうなフォスフォシデライト。
この石は、精神的な疲れを癒してくれるヒーリングストーンです。藤色とも言える優しいパープルカラーが、緊張や不安を和らげてくれます。フォスフォシデライトを眺めていると、心に落ち着きをもたらしてくれることで、感情の起伏などによる行動や言動を和らげてくれます。
感情の起伏が激しい時は、本人も接している人も疲れてしまいがちです。
後になってから、「なぜあんなことを言っちゃったんだろう。」「もっとこうしたら良かった。」
感情の高まりなどで、ついつい言った言葉で傷つけてしまうこともあります。
少し心当たりがある人には、フォスフォシデライトが良いお守りとなってくれるかもしれませんね。
こんなプレゼントにおすすめ
「癒し」のお守りに
フォスフォシデライトは、「気持ちをリラックスさせてくれる」とも伝えられます。
少し疲れているんじゃないかな?と感じる方へのプレゼントでも良いお守りとなってくれるでしょう。
フォスフォシデライトのカラー・種類
フォスフォシデライトの色合いは藤色とも言えるようなパープルカラーです。石の中に、イエローやベージュなどの内包物がぽつぽつと見られ、近くでじっくり見てみると、より優しい雰囲気を感じます。
フォスフォシデライトとの組み合わせがオススメの石
フォスフォシデライト×ラベンダーアメジスト
パープルカラー同士の組み合わせなので、とても色合いが優しいです。
白や透明の石、ロンデルを組み合わせると、可愛くしたり、上品にしたりと自由自在です。
フォスフォシデライトの産地
ペルー、ドイツ、アメリカなどで産出されます。
中でもペルーは発色の良い上質なフォスフォシデライトが産出されています。
取り扱い・お手入れについて
フォスフォシデライトは硬度が低い石です。衝撃にも弱いのでぶつかったり、擦れたりしないように取り扱いに注意してください。また紫外線や水にもあまり強く有りませんので、直射日光が当たる場所での保管は避けるようにし、流水などで洗うのも良く有りませんので定期的に柔らかい布で拭き取って、綺麗に保ってあげるようにしましょう。
データ
0月
石の名前 | フォスフォシデライト(Phosphosiderite) |
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和 名 | 斜燐鉄鉱(しゃりんてっこう) |
主な産地 | ペルー、ドイツなど |
運 気 | 癒し |