サンタマリアアクアマリンの特徴や意味、歴史などを調べられます。

サンタマリアアクアマリンってどんな石？

最高峰のブルー

20世紀前半から半ばにかけてブラジルのサンタマリア鉱山で産出された、ひときわ美しいアクアマリンを「サンタマリアアクアマリン」とよびます。
一般的なアクアマリンの色が淡い水色なのに対し、サンタマリアアクアマリンの色は目が覚めるような鮮やかな青色なのが特徴です。
アクアマリンは、青色の濃さや透明度が高まるにつれ価値が高まりますが、サンタマリアアクアマリンはその最高峰とされています。
光に透かすと、まるで晴れた日のきらめく海を石に閉じ込めたかのようです。

サンタマリアアクアマリンに伝わる意味

「幸せ」をはこぶ石

アクアマリンは持ち主に幸せをもたらしてくれると言われています。
心を穏やかにさせてくれるため、周りの人に対して優しく穏やかな気持ちで接することができ、「結婚」や「家庭円満」、職場や学校での「人間関係」などのお守りにぴったりです。

アクアマリンのなかでも透明度が高く青みの強いものは、宝石としての評価が高いとともに、パワーストーンとしてのエネルギーも大きいといわれています。

そのため、美しいブルーのサンタマリアアクアマリンはお守りとしても優秀といえるでしょう。

サンタマリアアクアマリンの歴史・言い伝え

美しさの代名詞となった幻のアクアマリン

「サンタマリアアクアマリン」というのは、本来はサンタマリア鉱山で採掘されたアクアマリンのことを指します。
しかし、産地と関係なく濃いブルーで透明後の高い高品質なアクアマリンが「サンタマリアアクアマリン」とよばれることがあり、市場にでまわっているもののうち、「本当の」サンタマリアアクアマリンはごくわずかです。それは、サンタマリア鉱山のアクアマリンが90年代の中頃に枯渇してしまったからです。

また、1970年代にアフリカのモザンビーク鉱山でも濃いブルーのアクアマリンが発見され、サンタマリアアクアマリンのように美しかったことから「サンタマリア・アフリカーナ」と名付けられました。こちらも現在では採掘量が少なくなっているレアなストーンです。

このように慣用的に「サンタマリア」という言葉が高品質のアクアマリンの称号のように使われているのは、サンタマリア産のアクアマリンが幻の美しい石として多くの人々を惹きつけてきたためでしょう。

こんなプレゼントにおすすめ

パワーストーンとしても、宝石としても人気のサンタマリアアクアマリンはプレゼントにピッタリです。

定番はやっぱり誕生日プレゼント

誕生石は身に着けることで幸せが訪れるといわれています。
アクアマリンは「3月の誕生石」ですので、3月生まれの方の誕生日プレゼントにぴったりです。
とくに、通常のアクアマリンよりもラグジュアリー感のあるサンタマリアアクアマリンは、特別な方への贈り物におすすめです。

実は結婚祝いにも

「サムシングフォー」という言葉をご存知でしょうか？
ヨーロッパに伝わる言葉で、花嫁が結婚式当日に「ある４つのもの」を身に付けると幸せになれるというおまじないです。
その4つの中の1つが「サムシングブルー（なにか青いもの）」です。
「幸せな結婚」を象徴する石であり、美しい青色をしたサンタマリアアクアマリンは、まさに「サムシングブルー」にぴったりだといえますね。

サンタマリアアクアマリンのカラー・種類

一般的なアクアマリンの色が淡い水色なのに対し、サンタマリアアクアマリンの色は目が覚めるような鮮やかな青色なのが特徴です。

サンタマリアアクアマリンの産地

ブラジルのサンタマリア鉱山
他の産地の高品質のアクアマリンが「サンタマリアアクアマリン」として市場に出ていることも多いですが、本来の産地はサンタマリア鉱山のみです。
また、アフリカのモザンビークで産出される濃いブルーのアクアマリンは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれています。

取り扱い・お手入れについて

アクアマリンは紫外線に弱いと言われています。普段のお出掛けなどで身に付けられる分には問題ないですが、保管時などは太陽光が直接当たらない場所にしましょう。
また、水や汗に弱いわけではありませんが使用後や流水で洗う場合には、水分をしっかりと拭き取るようにしてください。