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セラフィナイトの扱い方!注意する点は?|パワーストーン・天然石に関するコラム記事

セラフィナイトの扱い方!注意する点は?

セラフィナイトの扱い方!注意する点は?

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セラフィナイトってご存知でしょうか。
近年注目されているパワーストーンの1つです。

あまり耳にしたことがないという方が多いのではないでしょうか。
パワーストーンとして扱われる石の多くは、宝石や宝飾品としても扱われていますが、セラフィナイトの宝石や宝飾品はあまりお目にかかれません。

独特な模様をした天然石なので、好きな方は非常に好きなパワーストーンだと思います。
セラフィナイトを知らなかったという方は、一度見ていただきたい天然石です。

目次
  1. セラフィナイトってどんな石?
  2. 水実験・塩水実験の方法
  3. 水実験・塩水実験では変化は見られない
  4. 衝撃には十分注意が必要
  5. ブレスレットの扱いは繊細に

セラフィナイトってどんな石?

セラフィナイトアクセサリー

セラフィナイトは、深いグリーンカラーの中にまるで天使の羽根のようなマーブル模様をした天然石です。
天使の羽根を連想させる模様から、最高位の天使「セラフィム」に由来して名づけられています。

セラフィナイトの正式な鉱物名は「クリノクロア」という名前ですが、近年美しい模様のクリノクロアが見つかり注目されている石です。
クリノクロアは、クロライトという鉱物グループに属しますが、クロライトグループは硬度が低いため、今まで宝石や宝飾品として注目されていませんでした。

セラフィナイト 辞典ページ


宝石や宝飾品としてあまり向かないということは、扱いが難しそうですね。
セラフィナイトを扱うにはどのようなことに気を付けないといけないのかをまとめてみました。

セラフィナイトを使用されている方は、ぜひ確認してください。
普段の生活で手を洗うときなどに水を使います。
毎回手を洗うたびにブレスレットを外す方は少ないと思います。

どうしても水がブレスレットに少し付着したり、汗をかいたら汗もブレスレットに付着しますよね。
水や汗が付着したセラフィナイトには変化があるのかを大切なセラフィナイトですが、お客さまに正しい情報を配信したいので、実験してみました。

水実験・塩水実験の方法

【水実験】
水実験の方法は、水を含ませたコットンの上にセラフィナイトを置いておきました。
実験期間中は水を含んだコットンの上に石をずっと置いたままです。

セラフィナイト水実験

【塩水実験】
塩水(汗)実験の方法は塩水を含ませたコットンの上にセラフィナイトを置いておきました。
実験期間中は塩水を含んだコットンの上に石をずっと置いたままです。

塩水は、海水とほぼ同じ塩分濃度の3%にして実験を行いました。人体の塩分濃度は人体の水分量の約0.85%といわれているので、人の汗よりかなり塩分濃度は濃い実験になります。

セラフィナイト塩水実験

写真の左側の石が実験用のセラフィナイト。
写真の右側が、実験用と色が似た見比べるための保管用のセラフィナイトです。
石の変化は右側の石と見比べてください。

水実験・塩水実験では変化は見られない

【水実験】

セラフィナイト水実験結果

1ヵ月間水に触れた状態のままでしたが、目に見てわかるほど色が薄くなったり、欠けたりというような変化は起こりませんでした。

【塩水実験】

セラフィナイト塩水実験結果

水実験同様、1ヵ月間塩水に触れた状態のままでしたが、こちらも目に見てわかるような色の変化などはありませんでした。

セラフィナイトが本当に水に弱いか、塩水(汗)に本当に弱いかの実験を行いましたが、今回の実験で水でも塩水(汗)でも変化が見られませんでした。
水や汗に弱いといわれているセラフィナイトですが、1ヵ月間水や塩水に触れさせたままでしたが変化がなかったということは、それほど神経質になる必要はないかと思いますので、安心して普段着用していただいて大丈夫だと思います。

衝撃には十分注意が必要

前述のとおりセラフィナイトは非常に硬度が低いため、注意が必要なパワーストーンです。

パワーストーンブレスレットによく使用される「クリスタル(本水晶)」や「ブラックオニキス」のモース硬度は7ですが、セラフィナイトのモース硬度は2~2.5という数値です。
このモース硬度2~2.5という数値は、指の爪で傷つけることができてしまう柔らかさなのです。

普段ブレスレットを着用していて、もしどこかにぶつけたり、ひっかいてしまったりした場合、すぐ傷がついてしまいます。
キレイな状態のままセラフィナイトを着用するには、少し石に配慮が必要です。

例えば、お仕事がデスクワークの方はパソコンを使用する際にブレスレットを外してみてください。
少しの石への気遣いで、今までより傷が増えないはずです。

ブレスレットの扱いは繊細に

今回の水実験や塩水実験で水や塩水で変化は見られませんでしたが、石によって個体差があることや環境の違いなどが考えられます。
あくまで実験ですので、参考程度に把握し、できる限り石にマイナスになりそうな事態は避けてください。

また、セラフィナイトは上記でも述べたように、非常に硬度が低いため十分注意が必要です。
今まであまり石が傷つくことを気にしていなかった方は、今お持ちのパワーストーンブレスレットを一度確認してください。

石によって硬度が違うので、傷がつきやすい石、傷がつきにくい石がありますがセラフィナイトを使用したブレスレットをご愛用の方は、今まであまり気にされていなければ、購入時よりも傷が増えていると思います。
このまま傷だらけのパワーストーンになってはショックですよね。

セラフィナイトに何らかの魅力を感じ選んでいただいたので、できる限りキレイな状態で長くご愛用いただきたいと思います。
石への少しの気遣いと、愛情を大切に。
綺麗な状態が保てるよう心掛けると、石からたくさんのパワーがもらえるかもしれませんよ。

執筆者

天然石・パワーストーンブランド Pascle

パスクルは、天然石やパワーストーンの歴史・文化・魅力を届けるブランドです。「一期一会の飾るで彩りを」をコンセプトに、天然石の個性をさまざまな形で伝えるべく、価値ある情報を発信しています。

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