レモンクォーツってどんな石?
水晶の変色種
レモンクォーツは、アメジストやローズクォーツなどと同じく、水晶の変色種に当たります。
水晶の変色種の中で、同じイエローカラーを持つ「シトリン」よりも淡い色合いをしています。どちらも黄色に変化した水晶ですが、発色の原因が異なります。
シトリンの黄色は水晶に鉄分が含まれることによる発色なのに対し、レモンクォーツは硫黄が含まれることによって発色します。硫黄を含むため、レモンクォーツは傷がつくと硫黄のにおいを発する特徴があります。天然環境で生まれるレモンクォーツは非常に希少な点と、加工時ににおいを発してしまうためアクセサリーとしてはほぼ流通しておらず、原石のまま取引されるケースが多いようです。
ビーズやアクセサリーなどで現在流通しているレモンクォーツは、スモーキークォーツに放射線処理を施すことによって黄色に変化させたものです。天然のレモンクォーツと違い、硫黄のにおいを発することはなく、透明感や色合いなどの品質も安定しています。
レモンクォーツに伝わる意味
発想力を高める
レモンクォーツは、持ち主に癒しをもたらすといわれています。
レモンクォーツの爽やかなイエローを眺めていると、精神や感情の乱れを緩和し、気持ちを安定させてくれることで精神的なリラックスができると伝えられています。またネガティブな感情やイメージから身を守るとされています。
また精神を安定させてくれることから、思考をクリアにしたり発想力を高める効果も期待されることから、デザイナーやクリエイターの方々にオススメされるパワーストーンです。
レモンクォーツの歴史・言い伝え
水晶(クォーツ)グループの石は古くから人々の生活に関わってきた鉱物として知られています。 レモンクォーツは、古来より装飾品や通貨として利用されていたと言われる場合がありますが、具体的な伝承などは残されていないようです。天然のレモンクォーツ自体がちょっとした摩擦などで硫黄のにおいを発してしまうことから、装飾品や通貨のように金銭的価値を持っていたとは考えにくく、別の黄色い鉱物であった可能性が高いと言えます。
こんなプレゼントにおすすめ
仕事運のお守りに
レモンクォーツは思考をクリアにしたり、発想力を高めると言われています。
クリエイティブなお仕事をされている方へのお守りにオススメできるパワーストーンです。
レモンクォーツのカラー・種類
レモンクォーツの透明感が高く、クリアなイエローカラーを持ちます。
レモンクォーツの産地
レモンクォーツは主にブラジル、タンザニアなどで産出されています。
取り扱い・お手入れについて
レモンクォーツは長時間にわたって、日光にあたると変色してしまう可能性があります。直射日光の当たらない場所で保管するようにしましょう。