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日本にも古い歴史が!パワーストーンの歴史まとめ|パワーストーン・天然石に関するコラム記事

日本にも古い歴史が!パワーストーンの歴史まとめ

日本にも古い歴史が!パワーストーンの歴史まとめ

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パワーストーンっていつからあるの?
不思議に思われる方も多いと思います。

美しい輝きを放つ石、天然とは思えないような色模様を持つ石など。
石にはたくさんの魅力があり、古くから人々と関わりがあったことが伝えられています。

ダイヤモンドやルビーなどの宝石を初めとし、今でこそ多くの人が美しい石を見る機会がありますが、昔の人々はどうだったのでしょうか?

こんなに美しい石をたまたま見つけてしまった時。
とんでもない発見と感動に包まれる様子が目に浮かびます。

パワーストーン・天然石・宝石。
呼び方は違えど切っても切れない関係にありますので、今回はすべて含めた"石と人々の歴史"として考えてみたいと思います。

目次
  1. パワーストーンという言葉は日本特有のもの
  2. 世界の古代文明にもパワーストーンが?
  3. 古代から伝わる日本のパワーストーンとは?
  4. 結局パワーストーンはいつから?

パワーストーンという言葉は日本特有のもの

パワーストーンという言葉の由来

まず“パワーストーン”という言葉ですが、これは近年になってから日本で親しまれ始めたものです。
パワーストーンブームを覚えている方も多いかもしませんね。

なんらかの力が宿っていると信じられている石のことを、その言葉のとおりパワーストーンと呼んでいますが、実はこれは日本だけの言葉なのです。

英語では、宝石を意味するGemstoneや鉱物結晶を意味するCrystalという言葉が使われているそうです。

パワーストーンという言葉は、近年になって生まれた言葉ですが、「石になんらかの力を感じていた」という人々の歴史は世界中で伝えられており多くの文明跡や遺跡などから見つかっているのです。

世界の古代文明にもパワーストーンが?

メソポタミア文明のパワーストーン

古代の人々と、石の繋がりは長く古い例では世界最古の文明といわれる古代メソポタミア文明(約5000年前)で、既にラピスラズリやカーネリアンや金などで作られた装飾品が発掘されているそうです。
人類最古の文明で、私達人間と美しい石はすでに繋がりがあったということです

ラピスラズリ

ラピスラズリ

ラピスラズリは、歴史の古いパワーストーンとして有名で、古代からアフガニスタン産のラピスラズリが世界に流通していたそうです。
古くは流通経路も限られていたからか、一部の地域では金よりも高価であったといわれています。

メソポタミア文明の他にも、古代エジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクにもラピスラズリが用いられています。
古代エジプトではラピスラズリが天空と冥界の神オシリスの石とされ、死者の魂を守る力があると考えられていたためです。

カーネリアン

カーネリアン

カーネリアンもまた古くから人々に愛されてきた石のひとつです。
紀元前2500年頃から1500年頃に栄えたインダス文明は、カーネリアンをビーズに加工し、世界各地に輸出することで繁栄したといわれています。

カーネリアンは活力を与え幸運を呼ぶ石として、古代エジプト・メソポタミア・ギリシャ・ローマ・バビロニアなど世界のあらゆる地域でお守りとされました。

水晶

水晶

パワーストーンのなかで最もポピュラーな石といえる水晶も、聖なる石として古代から世界中で崇められてきた歴史を持っています。

古代において水晶は“神が作った溶けない氷”であり、特殊なパワーを秘めていると信じられていました。
古代エジプトではファラオの王冠の装飾に水晶が使われています。

古代マヤ文明の遺跡からは謎の水晶のドクロが発見されており、アメリカ先住民の伝説では「水晶のドクロは全部で13個あり、全てが集まった時、宇宙の謎が暴かれる」といわれているそうです。

また、海中に沈んだとされるアトランティス文明が巨大な水晶のエネルギーによって栄えていたという伝説があったりと、古代文明にまつわる水晶の物語はなかなかミステリアスです。

古代から伝わる日本のパワーストーンとは?

縄文時代の翡翠

実は、日本にも古代から伝わるパワーストーンがあります!
それは翡翠(ひすい)です。
翡翠の日本においての歴史は縄文時代までさかのぼります。

今からおよそ7000年前の日本では翡翠を霊力の宿る石と考え、儀式の道具として使用したり宝飾品として愛用していたそうです。
勾玉などが有名で、新潟県の糸魚川の翡翠が日本全国で既に流通していました。

天皇の皇位の印として古代から伝わっている三種の神器のひとつである八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)も、糸魚川翡翠とされています。

前述のメソポタミア文明でも約5000年前のことですので、日本における翡翠の歴史は、実は地球で最も古い宝石(パワーストーン)文化だといわれてるのです。
日本鉱物化学会が日本の石(国石)として翡翠を選定されたのもその歴史の長さが評価されたためです。
こういった歴史の背景を知ると、日本の国石に翡翠が選ばれたことにも納得がいきますね。

翡翠

結局パワーストーンはいつから?

日本だけで呼ばれているパワーストーンという言葉は、近年になってから生まれた言葉でした。

しかし、石と人々との関わりそして石に対してなんらかのパワーが宿っていると考えられていた歴史から考慮すると、パワーストーンの歴史は約7000年前からと考えて良いのではないでしょうか。

何千年も前から人類が魅了されてきた天然石たち。
一部の石は、産地も限られるほど希少なものもありますので、いずれ流通することがなくなってしまうかもしれません。

しかし、たくさんの石が今後も何千年、何万年と私達を魅了していってほしいと心から願っています。

執筆者

天然石・パワーストーンブランド Pascle

パスクルは、天然石やパワーストーンの歴史・文化・魅力を届けるブランドです。「一期一会の飾るで彩りを」をコンセプトに、天然石の個性をさまざまな形で伝えるべく、価値ある情報を発信しています。

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