シトリンをきれいに愛用する秘訣!気を付けること、注意点まとめ
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黄色の天然石と聞くとシトリンが浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
ブレスレットとしてほかの天然石と相性が良いイエローカラーのパワーストーンです。
肌なじみもいいので、着用していてとても自然な天然石です。
そこで今回、シトリンをどのように扱えばきれいな状態のまま使用を続けられるのかをまとめました。
シトリンってどんな石?
和名は“黄水晶”と呼ばれ、名前の通り黄色の水晶です。
現在では天然のシトリンは珍しく宝石などとして取引されるため、市販されているシトリンのほとんどはアメジストやクリスタル(本水晶)に人工的な熱加工を施してできたパワーストーンになります。
ひとつの結晶内にアメジストの紫色とシトリンの黄色が同時に存在しているものもあり、アメトリンと呼ばれています。
シトリンは11月の誕生石で人気なので、普段の生活で何か変色や変形してしまう原因はないか実験をしてみました。
今回は水実験と太陽光の実験です。
シトリンは太陽光に弱いといわれています。
大切なシトリンですが、お客さまに正しい情報をお伝えしたいので、シトリンを実験に使用しました。
水実験・太陽光実験の方法
【水実験】
水実験では水を含ませたコットンの上にシトリンを置いておきました。
1ヶ月間は水を含んだコットンの上に石を置いた状態のままにしています。
写真の左側の石が実験用のシトリン。
写真の右側が、実験用と色が似た見比べるための保管用のシトリンです。
石の変化は右側の石と見比べてください。
【太陽光実験】
室内の日中太陽光がよく当たる場所にコットンを敷いてその上にシトリンを置きました。
室内なので雨の日も曇りの日も一定の場所に置いたままです。実験期間中は撮影時以外移動させていません。
水実験・太陽光実験ともに変化は見られない
【水実験】
1ヶ月間水に触れた状態のままでしたが、目に見てわかるほど色が薄くなったり、欠けたりというような変化は起こりませんでした。
水が付着してしまったからといって、変色や変形してしまう心配はない石だと思います。
【太陽光実験】
2ヶ月様子を見ましたが、色が薄くなるといった変色は見られませんでした。
普段外出される際もそれほど気にすることはないと思います。
硬度は十分あり
シトリンは前述のとおり、水晶の仲間です。
クリスタル(本水晶)やブラックオニキスなどと同じく硬度は7です。
モース硬度が7という数値は、ガラスなどに傷をつけられるほど硬いです。
普段の生活で傷つくことはあまりないと思いますが、衝撃には弱いのでヒビなど入ってしまわないよう気を付けてください。
シトリンの硬度は、トパーズ(ブルートパーズ)やルビー、サファイアより低いのでそれらの石がシトリンと隣り合わせになっているブレスレットをお持ちの方は、できる限り擦れないようにしてください。
きれいに保つためには、こまめにふき取りを
水や太陽光での変色や変形が実験では見られなかったので、比較的扱いやすい天然石です。
今回水は1ヶ月、太陽光は2ヶ月経過を見ましたが、1年~2年と着用が長くなると変化があるかもしれません。
また、今回室内で太陽光実験を行いましたが、外出される際は直接紫外線がシトリンにあたるため、今回の実験とは環境が異なります。
環境や石に個体差があるので一概に変化がないわけではないので、今回の実験は参考程度に、石を大切に扱ってください。
長くきれいに保つため、眼鏡拭きや柔らかい布でこまめなふき取りをおすすめしています。
購入時のように艶がよみがえりますので、ぜひお試しください。
天然石・パワーストーンブランド Pascle
パスクルは、天然石やパワーストーンの歴史・文化・魅力を届けるブランドです。「一期一会の飾るで彩りを」をコンセプトに、天然石の個性をさまざまな形で伝えるべく、価値ある情報を発信しています。