カーネリアンの特徴や意味、歴史などを調べられます。

カーネリアンってどんな石？

カルセドニーの一種

カーネリアンと言えば、特徴的な「赤色」ですね。
和名を「紅玉髄（べにぎょくずい）」と言い、玉髄とはカルセドニーのことです。

よく似た石で「サードオニキス」という石がありますが、こちらは「赤縞瑪瑙」と言い、瑪瑙（めのう）=　アゲートの一種です。カルセドニーとアゲートは同様の鉱物でその違いは模様の有無です。

・模様がなく均一に色が出ているもの　＝　カルセドニー
・縞模様が出ているもの　＝　アゲート

稀に「レッドアゲート」と言う石が販売されていますが、これは「カーネリアン」もしくは「サードオニキス」のどちらかをその名で販売しているようです。

カーネリアンに伝わる意味

勝利へと導くお守り

パワーストーンの中でも赤い色をした石はたくさんありますが、カーネリアンはその中でも最も鮮やかな赤色をしています。

この「赤」から連想するとおり、カーネリアンは「勝利」のお守りとして人気です。
カーネリアンの持つ明るいエネルギーによって、持ち主のモチベーションを高めることで、目標へと向かう行動力を高めてくれると言われています。

受験や仕事、スポーツなどでの「目標達成」のお守りにピッタリのパワーストーンです。

カーネリアンの歴史・言い伝え

カーネリアンはフランス皇帝「ナポレオン」とのエピソードが有名です。

ナポレオンとカーネリアン

フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト（ナポレオン一世）は、数々の宝石を身に纏うほどの「宝石愛好家」でした。

その宝石好きのナポレオンが生涯で最も大切にしていたとされているのが、カーネリアン（紅玉髄）で作られた印章だったそうです。その印章は八角形をしており、「アブラハムは神に身をゆだねる」と刻まれていました。

カーネリアンは当時、指導者にふさわしい石として知られており、身に付けると勇敢になり聖なる言葉を刻むと悪運から身を守るとされていたようです。

ナポレオンはこのカーネリアンの印章を生涯にわたって大切にし、その後も護符としてナポレオンの後継者へと引き継がれて行ったと伝えられています。

こんなプレゼントにおすすめ

勝利のお守りでもあるカーネリアンは贈り物にピッタリ。

勝利のお守りに

カーネリアンに込められた「勝利」の意味にならって、スポーツ選手の方など、勝負事のお守りにオススメです。

誕生日プレゼント

「7月の誕生石」なので7月生まれの方への誕生日プレゼントにピッタリ。
男性へのプレゼントでしたら、「やる気」や「出世」のような願いを込めても良いですね。

カーネリアンのカラー・種類

赤色、褐色、橙色をしています。中でも濃い赤色だけの場合、レッドカーネリアン。濃い色から薄い色まで、赤色から橙色まで様々なものはミックスカーネリアンとも呼びます。

カーネリアンとの組み合わせがオススメの石

カーネリアン×ガーネット
同じ赤系の石とは相性が良く、色合いも綺麗にまとまります。
どちらもモチベーションを上げてくれるような石なので「やる気」のお守りにピッタリです。

カーネリアン×ソーダライト×マザーオブパール
カジュアルなブルーカラーの「ソーダライト」とミルキーホワイトの「マザーオブパール」の組み合わせ。
赤・白・青のトリコロールカラーがカジュアルでおしゃれに仕上がります。

カーネリアンの産地

主な産地はブラジル、インド、ウルグアイ、アメリカなどです。中でもインドは強い太陽光によって、鮮やかな赤色のカーネリアンが作られます。

取り扱い・お手入れについて

カーネリアンは強い太陽光によって、強い赤色に変化する場合があります。現在の色合いから変化してしまう可能性もありますので、普段のお出掛けなどでは問題ありませんが、長時間に渡って太陽光にさらされてしまう場所での保管は避けましょう。