ヘマタイトの特徴や意味、歴史などを調べられます。

ヘマタイトってどんな石？

血液に関する石と信じられていた

ヘマタイトの和名・赤鉄鉱（せきてっこう）は、この石が持つ特徴に由来しています。ヘマタイトの見た目はブラックシルバーの色合いですが、粉末にすると血のような赤い色が見えるのです。こうした特徴から、ヘマタイトは古来血液に対して、なんらかの良い効果を持っていると信じられていました。

また、2002年の火星探査機の調査では、ヘマタイトが豊富に存在していることが判明。つまり火星の赤色は、ヘマタイトを含む酸化鉄に起因しているのです。

現在、一般流通するヘマタイトのビーズの多くは、ヘマタイトの粉末などを固めて成形した人工石だといわれています。なかには磁気ありのヘマタイトとして販売されているものもあります。天然のヘマタイトはほとんど磁気を帯びることがありません。それらは往々にして、人工的に磁気加工を施したものです。

ヘマタイトに伝わる意味

活力を高める石

ヘマタイトは粉末にすると赤色になり、古くから血液に関連する鉱物だと思われていました。血液に力を与える効果を持つとされていたのです。

そしてギリシャ神話に登場する軍神「マルス」を象徴する石ともいわれ、古代ローマでは戦場へ赴く際に、この石をお守りにすると生きて帰れると信じられました。これらの伝承から、ヘマタイトは現代でも健康や厄除けのお守りとして親しまれています。

こんなプレゼントにおすすめ

健康のお守りに

ヘマタイトは血液に関連する石と信じられていることから、健康のお守りにぴったりです。
ブレスレットのアクセントにも使いやすく、男性にも女性にもおすすめです。

ヘマタイトのカラー・種類

ヘマタイトは鏡面仕上げが施されていますが、表面は黒色や銀色をしています。

ヘマタイトとの組み合わせがおすすめの石

ヘマタイト×オニキス
真っ黒なオニキスとはデザイン的にも相性が良いです。
メンズブレスなどの鉄板ともいえる組み合わせで、魔除け・厄除けのお守りにもぴったり。

ヘマタイト×タイガーアイ
グリーンやブルーのタイガーアイと組み合わせると重厚感が際立ち、クールなデザインに仕上がります。小さめのビーズでピンクタイガーアイと合わせるとレディースアクセサリーにもなる汎用性の高さが特徴です。

ヘマタイトの産地

ヘマタイトは多くの国で産出されている鉱物です。
主な産地はブラジル、オーストラリア、イギリス、メキシコ、アメリカなどです。

取り扱い・お手入れについて

ヘマタイトは鉄分を含む鉱物で、水や汗に弱いです。流水などで洗うのは避けてください。身につけた後は、柔らかい布で拭き取ってください。