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数珠は大切なパートナー!お手入れ・保管・処分の仕方|パワーストーン・天然石に関するコラム記事

数珠は大切なパートナー!お手入れ・保管・処分の仕方

数珠は大切なパートナー!お手入れ・保管・処分の仕方

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数珠は普段使う機会が少ないものだからこそ、ひとつのものをできるだけ長い間大切に使いたいですよね。

そのためにはどのように保管すればよいのでしょうか。
また、数珠が不要になったとき、どのように処分したらよいのでしょうか。
数珠を新たに手に入れた方も、数珠を手放そうとしている方も、ぜひご一読ください。

目次
  1. お手入れの仕方
  2. 数珠の保管法
  3. 数珠の修理について
  4. 処分の方法
  5. 故人の数珠はどうする?
  6. 終わりに

お手入れの仕方

数珠の素材によって気をつけることは異なりますが、基本的にはどの数珠も使用後に柔らかい布で汗やホコリなどを優しく拭き取ってお手入れします。
特に珊瑚・真珠は汗や皮脂に弱く、汚れたままにしておくと変色することがあるので注意してください。

また、天然石を素材とするものについては、それぞれ特性が異なりますので当サイト内の石の辞典などの情報を参考にしてください。

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房に癖がついたときは、優しく櫛でときます。
それでも直らないときは、やかんでお湯を沸騰させ、房全体に蒸気を当てた後に櫛で整える方法もあります。

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房を持って、優しく丁寧にときます。

ただし繊維が溶けることがあるので、必ず短時間にとどめ良く乾かし湿った状態のまま箱や袋に戻さぬようご注意ください。

数珠の保管法

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数珠は桐箱、または数珠袋に入れてタンスや仏壇の引き出しなど、直射日光が当たらず温度変化の少ない場所で保管してください。
その際、防虫剤を一緒に入れると虫食い予防になります。
特に珠が木の実でできている数珠は虫食いに注意してください。

桐箱は内部の湿度を一定に保ち、防腐成分や虫よけの成分も含むので特に保管に適しています。
数珠袋で保管する際は、房に癖がつきやすいので入れる際に房を整え、できるだけ袋の中で乱れないよう気をつけください。

数珠の修理について

数珠を大切に使用していても、どうしても紐が摩耗・劣化して切れてしまうことがあります。
数珠の紐が切れることは、悪縁が切れたことの表れと考えられ、決して縁起の悪いことではありません。

切れてしまった数珠の珠を新たな紐で繋ぎなおすことで、新たな良い縁をつなぐことができます。
パスクルで購入された数珠については、修理・珠や房の交換・サイズ変更なども承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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処分の方法

数珠はただの道具ではなく、持ち主を守ってくれる厄除けのお守りでもあります。そのためごみと同じように捨てることはおすすめできません。

通常不要になったお守りは寺や神社におさめお焚き上げしてもらいますが、数珠の処分についても基本的には同じです。
自分の宗派の寺やお付き合いのあるお寺などにおさめるのが望ましいでしょう。
できればお寺の方に事前に電話などで相談しておくと安心です。

数珠を塩で清めてから自分で焼却する方法や、土に埋める方法などもあります。
その場合は必ず自分の家の敷地内で行いましょう。

故人の数珠はどうする?

数珠は持ち主の分身ともいわれています。
また、亡くなった方が生前使われていた数珠は死後の世界への旅立ちに必要とされているので棺の中に入れます。

そのため、一般的には亡くなった方の数珠を遺族が形見としてもらうことはしません。
しかし、故人が数珠を複数持っていた場合や生前に譲りうけた場合はその限りではありませんので、ぜひ大切にお使いください。

終わりに

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昔から数珠はただの道具ではなく、魂の宿る神聖なものと考えられてきました。
室町時代の“付喪神絵巻(つくもがみえまき)”という絵巻物には、捨てられた数珠が変化した一連上人(いちれんしょうにん)という付喪神(古くなった物に魂が宿った妖怪)が登場します。

これは、数珠を大切に扱わなければならないというメッセージでもあると思います。
数珠は丁寧に手入れをしていれば、生涯にわたって使用することができます。
たとえ手放すことになっても、最後まで心をこめて大切にしてください。

執筆者

天然石・パワーストーンブランド Pascle

パスクルは、天然石やパワーストーンの歴史・文化・魅力を届けるブランドです。「一期一会の飾るで彩りを」をコンセプトに、天然石の個性をさまざまな形で伝えるべく、価値ある情報を発信しています。

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