チャロアイトの特徴や意味、歴史などを調べられます。

チャロアイトってどんな石？

魅惑の美しさをもつ石

チャロアイトは、1978年にロシアで発見された比較的新しい鉱物です。

チャロアイトはロシアのサハ共和国　ムルン山塊でしか産出されない希少な天然石です。なんとこの石は145万年～1億2500万年前に生成されたと推定されているのです。その希少性と美しさ、世界での人気のために乱掘されているといわれ、枯渇してしまうのも時間の問題だといわれています。

チャロアイトが初めて発見されたのは、同じくロシアのサハ共和国にあるチャロ川でした。そしてこの鉱物の持つ美しさに魅了されたことから、ロシア語で魅惑を意味するcharo（チャロ）と、発見されたチャロ川から、チャロアイトと名づけられました。鮮やかなパープルカラーのなかにみえる、美しいマーブル模様は、発見された当時から多くの人を魅了する石だったようです。

産出時に内包物を含んでいることが多く、黒や茶色などが混ざり合ってしまうものが見られます。紫色だけで彩られた美しいマーブル模様を持つチャロアイトは、とても希少となっています。またチャロアイトと石英（クォーツ）がバランス良く混ざり合い、やさしいパープルカラーとなったものはエンジェルシリカという名称で親しまれています。

チャロアイトに伝わる意味

精神を癒す石

チャロアイトは世界3大ヒーリングストーンと呼ばれるだけあって、ヒーリングの力が高いと評価されています。主に精神的な疲れを癒すと言われています。

パワーの種類はラリマーと良く似ていますが、ラリマーが怒りや嫉妬などの感情を緩和するのに対して、チャロアイトは恐怖や、不安などネガティブな感情を和らげるといわれています。

ネガティブな感情は、人が前へと進むときの足かせとなってしまうケースが多いです。しかし恐怖や不安などの感情はうまくコントロールできれば、危機管理能力にもつながります。

「今日は体の疲れを感じるから、車ではなく電車で会社へ通勤しよう。」

これは、不安の感情を自分の為に行動へと転換した一例です。疲れているのに無理に車の運転。ましてや長距離などは危険がつきものです。恐怖や不安をしっかりと受け取った上で、自分に適切な行動へと転換することは、仕事や安全面でもプラスになることが考えられます。

チャロアイトを精神的な落ち着きや、危機回避のお守りとして携帯するのはおすすめです。

チャロアイトの歴史・言い伝え

近年発見された新しいパワーストーン

パワーストーンのなかには、数千年単位で歴史に名を残しているものもありますが、チャロアイトは発見されたのが1949年と、比較的新しい石です。

チャロアイトが世界で始めて発見されたのは1949年でした。しかし当時の発見者はこの鉱物を角閃石の一種と思っていたようで、当時は彫刻用などに用いられていたようです。

それから時が過ぎた1978年、ロシアの女性ベーラ・ロゴワという鉱物学者の研究によって、この石が新しい鉱物だと判明し、晴れてチャロアイトとして認定されました。

こんなプレゼントにおすすめ

リラックスのお守りに

チャロアイトは精神的なリラックスを与えてくれるといわれています。
頑張りすぎている人、疲れていると感じる人へのプレゼントにはぴったりです。

チャロアイトのカラー・種類

チャロアイトは紫色がベースの石であり、そのなかに白色や黒色、茶色のマーブル模様がみられます。黒や茶色の面積が多かったり、綺麗なマーブルになっていないものは評価が悪く、紫色、白色、黒色が綺麗に混ざり合ったマーブル状のものは上質とされています。

チャロアイトとの組み合わせがおすすめの石

チャロアイト×ラピスラズリ
紫色と青色の組み合わせ。黒系の石でメンズ向けに、白系や透明の石でレディースにも仕上がります。危機回避や自己の成長へのお守りにおすすめの組み合わせです。

チャロアイト×ターコイズ
とても鮮やかな配色での組み合わせ。それぞれの模様具合も合せると更におしゃれです。
何か新しいことを挑戦したい人のお守りとしてぴったりです。

チャロアイトの産地

チャロアイトは現在、ロシアのサハ共和国にあるムルン山塊でしか採掘されていません。世界三大ヒーリングストーンの名をもち、各国での人気と採掘量の少なさから、枯渇の恐れがあるといわれています。

取り扱い・お手入れについて

チャロアイトは硬度が低い石です。衝撃にも弱いのでぶつかったり、擦れたりしないように取り扱いに注意してください。また水や汗にもあまり強いとは言えませんので、流水などで洗うのも良くありません。定期的に柔らかい布で拭き取って、綺麗に保ってあげるようにしましょう。