今知りたい天然石。世界と日本のTOP3! パスクルでは?
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世界三大宝石から世界三大ヒーリングストーンまで、押さえておきたい“三大”を集めました。パスクルスタッフの三大推しストーンも紹介します。
世界三大美女・世界三大美食・日本三大夜景。優れたもの、特別なものを称えるとき、人は「3」を使います。3つのものを並べると、安定したまとまりを感じるからといわれています。
パスクルで取り扱う素材にも、さまざまな「三大」が。世界三大宝石からスタッフ厳選の三大推しストーンまで、その魅力に迫ります。
世界三大宝石
宝石業界では、エメラルド・サファイア・ルビーを世界三大宝石としています。カボションカットのくもりなき輝きは素敵ですが、くすみやインクルージョンから天然石として流通するものにも、それぞれ違った魅力があります。
エメラルド
べリルという鉱物が、クロムやバナジウムを含み緑色に発色したエメラルド。
ベリルに鉄を含むと淡青~青のアクアマリンに、マンガンを含むと淡赤のモルガナイトになります。鮮やかな緑のベリルが希少なことから、世界三大宝石にはエメラルドが名を連ねています。
サファイア
サファイアとルビーは、どちらもコランダムという鉱物です。
含まれる不純物イオンによって色が異なり、赤色はルビー、それ以外のすべてはサファイアに分類されます。とはいえ、青以外のサファイアは「バイオレットサファイア」「パープルサファイア」のように、色の名前を冠することが一般的。世界三大宝石と呼ばれるのは、青のサファイアです。
ルビー
サファイアのなかで唯一、特別な名がつけられたルビー。古代ギリシャの戦士が戦勝のお守りにしたという逸話もある、情熱の石です。
専門機関でルビーと鑑別されるのは、クロム含有率が0.5~1.0%程度のコランダム。天然石の世界で見かけるルビーには、ピンクサファイアやパープルサファイアも含まれます。詳しくはルビーの鑑別書ページを参照ください。
エメラルド・サファイア・ルビーとも、流通の主流は宝石市場。パスクルの取り扱いも多くはありませんが、縁があれば、三大宝石を使用した一点もののブレスレットに出会えることも。自分へのご褒美や、大切な人への贈りものにいかがですか?
世界三大ヒーリングストーン
数ある天然石の中でも、特に癒し効果が高いといわれる世界三大ヒーリングストーン。ラリマー・チャロアイト・スギライトの3つを指します。
ラリマー
ラリマーは、主にドミニカ共和国産のブルーペクトライト。ブルーとホワイトが水面を思わせることから、「カリブ海の宝石」と称されます。
愛と平和を象徴する石で、ストレスを軽減し、すべてをやさしく包み込むリラックス効果があるといわれます。
チャロアイト
紫のマーブル模様が魅力的なチャロアイトは、ロシアのサハ共和国のムルン山塊で産出します。
持ち主の体内にたまった毒素や、恐怖や不安、ストレスを排出し、健康に導いてくれるそう。感情をうまくコントロールするためのお守りとしても愛されています。
スギライト
スギライトは、日本で発見された天然石。特に上質なのは紫とされていますが、暗色に青や茶がうっすらと混じるさまにも独特の趣があります。
マイナスエネルギーを遮断するといわれ、嫉妬や怒り、不安や恐怖といった感情を打ち消すお守りとして人気があります。
特別な力をもつという、世界三大ヒーリングストーン。いずれも、にじむように広がる色が美しい石です。世界にひとつの縁を大切に、心の支えにするといいかもしれません。
日本三大銘石
宝石のようには光らずとも、堂々たる姿や希少性から銘石と呼ばれるにいたった石たち。なかでも立派とされる「日本三大銘石」に、佐治川石(さじがわいし)、佐渡赤玉石(さどあかだまいし)、本御影石(ほんみかげいし)が挙げられます。
佐治川石
佐治川石は鳥取県の佐治町で産出する変成岩で、ところどころにクローライトやエピドートの結晶を含みます。
シックな色合いは日本庭園と相性が良く、盆栽や水石として愛されています。ビーズとして磨けば、濡羽色の滑らかな質感に。少し重いですが、存在感のある10mmの大玉が、ブレスレットに人気です。
佐渡赤玉石
錦秋を映し込んだ風情の佐渡赤玉石は、新潟県佐渡島で産出するレッドジャスパー。赤鉄鉱を含んだ石英(クォーツ)の結晶が緻密に集合したもので、磨くと褐色に照り輝きます。
古代には、勾玉や管玉といった装飾品として珍重されました。現代でもブレスレットとして密かな人気を誇ります。職人の技が光る勾玉にも、運が良ければ出会えるかもしれません。
本御影石
本御影石は、桜色の混じった花崗岩。兵庫県神戸市で産出する高級石材です。
残念ながらパスクルでの取り扱いはありませんが、似た模様の石として、同じ日本生まれの花崗岩「鞍馬石」が挙げられます。
写真は鞍馬石です
錆色が魅力の鞍馬石と異なり、本御影石は唯一無二の桜色が特徴です。気になる方は、ぜひ実物を探してみてください。
日本人に愛されてきた、日本生まれの石たち。色や形を活かした日本庭園で眺めるもよし、磨いて手元に置くも一興です。特有の重さと冷たさが、自らを律するきっかけとなるでしょう。
唐木三大銘木
唐木三大銘木は、黒檀・紫檀・鉄刀木(たがやさん)を指します。
「唐」という字が示すように中国経由で日本に持ち込まれた木で、その光沢と堅さから、装飾品や指物に使われてきました。
紫檀
紫檀は、宝石とも見紛う紫褐色の木肌が特徴的。磨けば磨くほどに深い艶を増すほか、新鮮な木材はバラのような芳香をもつといわれます。
正倉院宝物殿を代表する逸品として紹介されることの多い「螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」にも紫檀が使用されています。
黒檀
重さと堅さが特徴の黒檀は、紫檀同様に磨くほど輝く木。本黒檀や縞黒檀など、「黒くて堅い」数種の総称です。
ピアノの黒鍵として、澄んだ音をつくり出す一翼を担っているのもこの木。知らず知らずのうちに、毎日触れているという人もいるのでは。
鉄刀木
鉄刀木は、その名の通り鉄の刀のような堅さを誇る木。タガヤ目と呼ばれる木目が特徴で、高級家具や床柱に使われてきました。
特徴的な読みは、日本へ伝わる際、複数の国の言葉が入り混じったという説が有力です。
遣唐使の昔から、日本の人々が珍重してきた唐木。現代のような植物分類はなかったため、実際は複数の木が混在していたようです。長い歴史と海の向こうのロマンを感じさせる小さな木の玉は、一生ものの念珠がおすすめです。
パスクルでは、1粒ずつ石・木を選べる念珠のオーダーメイドサービスも提供しています。唐木三大銘木を組み合わせて、オリジナルの念珠をつくることもできます。
パスクルスタッフの三大推しストーン
世界で、日本で称えられる「3」。最後は、パスクルスタッフの三大推しストーンを紹介します。一人ひとりにヒアリングして、人気の高い石・特に推したい石をピックアップしました。
ゴールドルチルクォーツ
クォーツに針状の結晶を内包したルチルクォーツ。針の色や太さ・入り具合で、まったく異なった表情を見せます。
なかでも人気は、金運アップのお守りとしても知られるゴールドルチルクォーツ。クリアとゴールドの取り合わせが、洗練された華やかさを漂わせます。
ラリマー
三大ヒーリングストーンにも登場したラリマー。粒ごとに異なる表情が、数多の生命を育む広大な海を思わせます。
波模様やブルーの色味にこだわって仕入れるため、在庫がなかなかそろわないことも。出会いの妙を感じさせる石です。
タンザナイト
バイオレットブルーが神秘的なタンザナイト。ルチルクォーツやラリマーほど目立つ存在ではありませんが、パスクル内でもっとも名前が挙がった石でした。
バナジウムを含んだゾイサイトで、タンザニアのメレラニ鉱山でのみ産出する希少な石。名付け親はティファニー社です。心を落ち着かせる色合いから、「正しい選択」をもたらす決断力のお守りとしても人気があります。
おわりに
さまざまな「三大○○」を紹介してきました。ふたつとして同じもののない天然石。石の数だけ魅力があります。
パスクルのオーダーメイドアプリでは、230種以上の石を自由に組み合わせてブレスレットをデザインできます。三大ヒーリングストーンを組み合わせた癒しのブレスレットや、三大宝石を盛り込んだ贅沢なブレスレット。パスクルスタッフの推しストーンも、ゴールド×ブルー×パープルで、落ち着きと華やかさを兼ね備えた一本になります。
誕生石や星座石を組み合わせるのもおすすめです。あなただけの一本を見つけてください。
天然石・パワーストーンブランド Pascle
パスクルは、天然石やパワーストーンの歴史・文化・魅力を届けるブランドです。「一期一会の飾るで彩りを」をコンセプトに、天然石の個性をさまざまな形で伝えるべく、価値ある情報を発信しています。