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アクアマリンの鑑別書|鉱物・素材名、宝石名などの鑑別結果を確認できます。

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鑑別書一覧

アクアマリンの鑑別aquamarine

パスクルの『アクアマリン』の鑑別書

通常

アクアマリン

通常

鑑別機関:日本彩珠宝石研究所

鉱物種名 宝石名
天然ベリル アクアマリン
その他 色相・透明度
通常、色の改善を目的とした加熱が行われています。 灰青色 不透明石
摘要
裏面記載:人為的処理が広く行われているとされているが、現時点の鑑別技術ではその確証を得ることができない
裸石
パスクル補足
アクアマリンは、黄色や緑がかった色合いを水色に整えるため、加熱処理が通常行われています。
またそれ以外にも、色の濃淡や透明感の向上、改善を目的として、薬剤の含浸処理などが行われる場合があります。この処理の内容には個体差があるため、購入時期や商品によって、鑑別結果は少しずつ異なります。

ダーク

アクアマリン ダークブルー

ダーク

鑑別機関:日本彩珠宝石研究所

鉱物種名 宝石名
天然ベリル アクアマリン
その他 色相・透明度
通常、加熱が行われています* 透明剤の含侵処理が行われています 青色 半透明石
摘要
ブレスレット
パスクル補足
アクアマリンは、黄色や緑がかった色合いを水色に整えるため、加熱処理が通常行われています。
またそれ以外にも、色の濃淡や透明感の向上、改善を目的として、薬剤の含浸処理などが行われる場合があります。この処理の内容には個体差があるため、購入時期や商品によって、鑑別結果は少しずつ異なります。

ディープ

アクアマリン ディープカラー

ディープ

鑑別機関:日本彩珠宝石研究所

鉱物種名 宝石名
天然ベリル アクアマリン
その他 色相・透明度
通常、加熱が行われています 海水青色 斑状 不透明石
摘要
裏面記載:人為的処理が広く行われているとされているが、現時点の鑑別技術ではその確証を得ることができない
裸石
パスクル補足
アクアマリンは、黄色や緑がかった色合いを水色に整えるため、加熱処理が通常行われています。
またそれ以外にも、色の濃淡や透明感の向上、改善を目的として、薬剤の含浸処理などが行われる場合があります。この処理の内容には個体差があるため、購入時期や商品によって、鑑別結果は少しずつ異なります。

原石

アクアマリン原石

原石

鑑別機関:日本彩珠宝石研究所

鉱物種名 宝石名
天然ベリル アクアマリン
その他 色相・透明度
通常、加熱が行われています 海水青色 透明石
摘要
標本
パスクル補足
『アクアマリン』は、緑色~黄褐色のベリルを加熱することにより、美しいブルーカラーへと変化させる処理が通常行われます。

加熱処理の有無については、鑑別では識別できませんので、「通常、加熱が行われています」という記載がされます。

当店では、加熱処理を行っていない非加熱の『天然色アクアマリン』の原石をご用意しています。

仕入れを行う際、連またはブレスレットの状態で入荷しております。
パスクルでは、入荷時の連またはブレスレットの中から、無作為でピックアップした粒を鑑別機関に依頼し、鑑別に出しております。

お客様へお届けする商品は、各石ごとに、鑑別に出したものと同仕入れ先の天然石を使用しております。

アクアマリンとは

アクアマリンという名前は、ラテン語の海水を意味しています。 名前の通り、海のような優しいブルーカラーをした鉱物です。
鉱物名はベリル(緑柱石)と呼ばれるベリリウムを含む六角柱状の鉱物の一種です。

緑柱石という名前からグリーンカラーを想像しますが、ベリルのうちクロムやバナジウムを含んだグリーンカラーのものは宝石でよく知られるエメラルドを指します。

ベリルにどのような成分が含まれるかによって鉱物の色や宝石名が異なるのです。

ベリルの種類

アクアマリン
淡青:二価鉄イオン
サンタマリア
青:二価鉄イオン※アクアマリンのうち青が濃い
エメラルド
緑~淡緑:クロム/バナジウム
グリーンベリル
黄緑:二価鉄イオン、三価鉄イオン※加熱処理によってアクアマリンへ変化
ヘリオドール
黄:三価鉄イオン※加熱処理によってアクアマリンへ変化
モルガナイト
淡赤:マンガン
レッドべリル
赤:マンガン
ゴシェナイト
無色:アルミニウム
マシシ
濃青:二価鉄イオン,三価鉄イオン※サンタマリアよりさらに濃い※退色が著しい(退色後はヘリオドールやグリーンベリルと同じ)

アクアマリンとして販売されている天然石は、通常、色の改善を目的とした加熱処理が行われています。

緑色~黄褐色の緑柱石に加熱処理をすることにより、綺麗な淡青へ変化させているのです。
日本ジュエリー協会では、正式名称をアクワマリンとしている。

ベリル(緑柱石)グループのパワーストーン

アクアマリンの産地

アクアマリンは、ブラジルやナイジェリア、マダガスカルなど、様々な国から産出されます。

なかでもブラジルのアクアマリンは良質なので非常に有名です。

アクアマリンの産地特徴

ブラジル産
品質が良い/大粒/傷が少ない/比較的淡め
サンタマリア鉱山(現在閉鉱)で採掘されるた色の濃い最高品質のものは『サンタマリア・アクアマリン』と呼ばれる。
ナイジェリア産
ブラジル産と比較すると傷が多い/インクルージョンが多い/強度があまりない
加熱処理に向かないため、天然のまま出回ることが多い
モザンビーク産
>
色味が濃い/色が濃いため灰色がかったものが多い
サンタマリア鉱山で以前採掘されていたような最高品質のものが採掘され『サンタマリア・アフリカーナ』と呼ばれる。
パキスタン産
>
透明感が高い/色が薄めだが上質なので、宝石に加工され品質が多い
緑柱石の名に相応しい、美しい柱状の結晶が採れるので、原石のままインテリア・観賞用にも向いている。

アクアマリンはさまざまな国で産出されるため、品質もさまざまです。
パワーストーンとして多いミルキーがかった透明度もそれほどないアクアマリンの採掘量はとても安定しています。

一方、最高品質と呼ばれるサンタマリア・アフリカーナは閉鉱したブラジルのサンタマリア鉱山か、モザンビークでしか産出されないため非常に希少であり、高価です。

アクアマリンの色

アクアマリンは鉱物種ベリルの中の淡青の物を指します。
淡青と一言でいっても、透明度や色の濃さにより、まったく違ったアクアマリンの表情を伺うことができます。

  • 【ミルキーブルー/透明度:低】

    【ミルキーブルー/透明度:低】

  • 【濃いブルー/透明度:低】

    【濃いブルー/透明度:低】

  • 【スカイブルー/透明度:高】

    【スカイブルー/透明度:高】

アクアマリンの品質・価値

天然石では、色が濃いものがより価値があるとされることが多くあります。
ですが、アクアマリンは宝石としても扱われており、品質には透明度も左右されます。

宝石としては提供できない品質のものをパワーストーンとして加工されケースが多いです。
宝石として扱われるアクアマリンは透明度が高く、濁りや色むらはありません。

パワーストーンでも宝石の基準と同じく、くすみや濁りがあるほど、品質は良くありません。 最も安定的に提供できる透明感の少ない淡い青色の物が一般的となっています。

色味は、濃いものほど希少なので価値は評価されますが、濁りがあまりにも多いと価値をなくしてしまいます。
濃いものほど、灰色がかった石が多くなってしまいます。

宝石として提供できずパワーストーンとされるアクアマリンには、クラックやインクルージョンはつきものなので、より発色がよく、透明度の高いものほど、高品質とされ、価値があるものとして扱われます。

※最高品質とされるアクアマリンは、サンタマリア・アクアマリン、サンタマリア・アフリカーナと呼ばれています。

  • 【低品質】

    【低品質】

  • 
【一般的な品質】

    【一般的な品質】

  • 【高品質】

    【高品質】

アクアマリンの本物・偽物

アクアマリンは、透明感がありインクルージョン(内包物)やクラックのないものは、ほとんどが宝石として加工されるため、パワーストーンとして販売されている物には、インクルージョンやクラック、また濁りや色むらといったものは必ず見られるといってもよいでしょう。
ただし、3mm程度の小さなパワーストーンの場合、宝石の品質に近いきれいな石が見られることもまれにあります。
インクルージョンやクラック、濁りや色むらといったものがないものがパワーストーン店で販売されていた場合、まず怪しいと思ってください。

前述の通り、アクアマリンの高品質なものは透明度が非常に高いです。
そのため、水晶やクォーツァイトをアクアマリンのように染色した偽物などもありますので、注意が必要です。

また、宝石加工された上質なアクアマリンは、ブルートパーズに非常によく似ています。
ブルートパーズは元々パワーストーンの中でも高価ですが、アクアマリンでこの透明度の品質となるとそれ以上に高価なものとなります。

アクアマリンの偽物はある?

クォーツやクォーツァイトに染色したブルーの天然石をアクアマリンとして販売されているケースがあるようです。
また、パワーストーンに限りませんが、色合いとしてアクアマリンやアクアマリンカラーという表記をして販売されているクリスタルやビーズがありますので、初めての人はこれを本物のアクアマリンと間違えないようにしてください。

近年の偽物は非常に鮮明に似せて作られているため、見た目では本物か偽物化を区別することが難しいでしょう。
また、故意的に作られた偽物でなく天然石であってもアクアマリンとブルートパーズのように元々非常に似たものも存在し、こちらも区別は困難ですので、正確に見分けるためには鑑別を取りましょう。

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