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翡翠の鑑別書|鉱物・素材名、宝石名などの鑑別結果を確認できます。

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鑑別書一覧

翡翠の鑑別jade

パスクルの『翡翠』の鑑別書

鑑別機関:日本彩珠宝石研究所

鉱物種名 宝石名
天然ジェダイト ジェダイト(ヒスイ)
その他 色相・透明度
通常、光沢の改善を目的としたワックス加工が行われています 帯緑白色 不透明石
摘要
裸石
パスクル補足
「天然の本翡翠(ジェダイト)」である確認が出来ました。

質感を美しく見せるためのワックス加工は施されていますが、色の改善などの処理は確認されませんでしたので、天然色の宝石です。

仕入れを行う際、連またはブレスレットの状態で入荷しております。
パスクルでは、入荷時の連またはブレスレットの中から、無作為でピックアップした粒を鑑別機関に依頼し、鑑別に出しております。

お客様へお届けする商品は、各石ごとに、鑑別に出したものと同仕入れ先の天然石を使用しております。

翡翠とは

翡翠

翡翠は、5月の誕生石であり、2016年には「日本の国石」に選ばれたストーンです。

日本で美しい翡翠が産出されることから、国石に選ばれたのですが、その歴史も永く、現代でも宝石やパワーストーンとして大切にされています。
翡翠の歴史が最も古い国は、中国です。
古くでは富裕層たちが、正妻には翡翠を贈り、第二婦人にはダイヤモンドを贈ったと言われています。
中国ではそれほど価値のある宝石の1つなのです。

パワーストーンとしても人気の翡翠ですが、上記の鑑別結果でも記載しているとおり、翡翠の中でも「本翡翠」と呼ばれるものが存在します。

【本翡翠とは】
翡翠は上述のとおり歴史が古い宝石ですが、その歴史の中で、様々な緑の宝石が「翡翠」として流通してきました。
翡翠は英語で「ジェード」と言いますが、翡翠の中でも本物の翡翠 "本翡翠" のことを「ジェダイト」と言います。

本翡翠として日本で流通しているものは、その多くが「ミャンマー産」「日本産(糸魚川産)」です。
当店で扱っている翡翠も鑑別結果では「ジェダイト」となっている通り、「本翡翠」であり、ミャンマー産を取り扱っております。

【本翡翠以外には】

今日、翡翠という名前は“ジェダイトという鉱物の集合体を指す”と限定されましたが、 ほんの少し前まではネフライトを含んでヒスイと呼ばれていた事もありました。

ジェダイトとネフライト


ジェダイト
別名:本翡翠/硬玉
化学組成:Na(Al,Fe3+)Si2O6
硬度6.5~7
比重:3.25~3.36
屈折率:1.64~1.66
ネフライト
別名:軟玉
科学組成:Ca2(Mg,Fe2+)5(OH|Si4O11)2
硬度:6~6.5
比重:2.90~3.02
屈折率:1.60~1.61

翡翠の産地

翡翠の主な産地は日本とミャンマー(ビルマ)です。

一般的にパワーストーンで販売されているジェダイト(本翡翠)は、ほとんどがミャンマー産であり、「糸魚川翡翠(いといがわひすい)」などの名称で販売されているのが、日本の新潟県、糸魚川で産出されている翡翠です。

特にミャンマー産は、美しい緑色をしており、糸魚川産と比較すると安価なことから、翡翠の中でも高い人気を誇っています。

【ミャンマー産 翡翠の歴史】
ミャンマー産の翡翠は大変美しいのですが、このミャンマー翡翠の価値を世間に広めたのは中国だと言われています。
元々、中国は翡翠としての歴史は最も古く、紀元前の7500年前にはその文化が見られたそうです。

中国では、翡翠のことを「玉(ぎょく)」と呼び、五徳(仁・義・礼・智・信)を高めると言われる宝石として珍重されていました。
当時、中国で親しまれてきた翡翠は「ネフライト」でしたが、17世紀頃からミャンマー(ビルマ)産の翡翠(ジェダイト)が見つけられるようになりました。

中国で神聖視されているカワセミ(翡翠)という鳥にちなんで「翡翠玉」と呼ばれ重宝されるようになります。
その後は王室でもミャンマー産のジェダイトが注目されるようになり、中国でもネフライトからジェダイトへ。宝石としての価値は移り変わっていきました。

元々中国では翡翠(ネフライト)の加工技術を含めた、伝統的な加工文化があったため、ジェダイト(翡翠)の価値が世界中に伝わっていったと考えられています。

【日本産 翡翠の歴史】
日本でも10か所以上の翡翠の産地がありますが、それらの多くは宝石に加工されるほどの品質ではないようです。しかし、新潟県の糸魚川だけは別格で、緑、白、黒など美しい翡翠を産出することで有名です。

今から約5000年以上も前の日本、縄文時代から、糸魚川付近でヒスイの文化が始まったと言われるほど、この糸魚川も歴史の古い翡翠産地なのです。

翡翠の色

本翡翠(ジェダイト)は、緑、白、黒、紫など多くの色合いを持ちます。
天然石ビーズとしても多くの翡翠が見られますが、最も良くみられるスタンダードな翡翠が、淡いグリーンの翡翠でしょう。

上質なものでは、発色の良い濃いグリーンのものや、ラベンダーカラーの「ラベンダー翡翠」等も見られます。

  • 【淡いグリーン/透明度なし.又は若干あり】

    【淡いグリーン/透明度なし.又は若干あり】

  • 【濃いグリーン/透明度なし】

    【濃いグリーン/透明度なし】

  • 【ラベンダー/透明度若干あり】

    【ラベンダー/透明度若干あり】

翡翠の品質・価値

翡翠の価値・価格を決める要素としては、まず発色の良さです。
そして産地としては、日本産の方がミャンマー産と比較すると高額になっているケースが多いです。

これは、ミャンマーの方が鮮やかな翡翠が産出される量が多いからだと考えられます。
特に糸魚川産は希少価値が高く、色鮮やかな糸魚川の翡翠ブレスレットは、数十万円の価格が付くことも珍しくありません。

翡翠の本物・偽物

前述の「翡翠とは」でも述べたとおり、翡翠の歴史は長く、多くのグリーンのストーンが、翡翠(ジェード)の名を借りて流通していた経緯があります。
翡翠の一種である、「ネフライト」以外で、翡翠と間違えられたり、偽物として流通してることがあるストーンをご紹介します。

●●ジェード
本来、翡翠を意味する「ジェード」の名を付けられていますが、ほとんどは翡翠ではありません。

アベンチュリン
インド翡翠などとも呼ばれています。

クォーツァイト
こちらはアベンチュリンとしても販売されていることがあります。

サーペンティン
美しい緑色ものもで、ニュージェードとも呼ばれます。

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